西武佐藤は240万円増の年俸840万円 球団も評価「想像以上に頑張ってくれた」

契約更改に臨んだ西武・佐藤龍世【写真:安藤かなみ】
契約更改に臨んだ西武・佐藤龍世【写真:安藤かなみ】

オフは山川、森ら“強打者”たちと過ごす「下半身の使い方を真似できるように」

 西武の佐藤龍世内野手が2日、所沢市内の球団事務所で契約更改交渉を行い240万アップの年俸840万円でサインした。(金額は推定)富士大学からドラフト7位で入団した今季は、ルーキーながら52試合に出場。シーズンの大半を1軍で過ごした佐藤は「下位指名だったけど、想像以上に頑張ってくれた」と球団から声をかけられたことを明かした。

 新人選手で唯一開幕1軍を勝ち取ると、出場した52試合のうち13試合にスタメン出場し存在感を発揮した佐藤。「1年目はあっという間だったけど、結果が思うように出ない方が多くて苦しいときもあった」と打率.222で終えたルーキーイヤーを振り返った。印象に残った場面を問われると8月1日のソフトバンク戦(メットライフ)を挙げ、「ホームで初スタメンだった試合でヒットを3本打った。自分にかけてくれるホームの歓声が思っていたよりも多かったのを覚えています」と笑顔を見せた。

 渡辺久信球団本部ゼネラルマネージャーからは「控えではなくスタメンで」と発破をかけられたという佐藤は、初のオフを山川、森といった球界を代表する強打者たちと過ごす。「山川さんの長打はすごい。どうしたらあんなに飛ぶのか。森さんは僕よりも背が小さいのに遠くに飛ばせる。下半身の使い方を真似できるように」と意気込んでいた。

(安藤かなみ / Kanami Ando)

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