日ハム渡邉諒、1400万円から「倍以上アップ」 132試合出場も「レギュラーとは言えない」

契約更改を行った日本ハム・渡邉諒【写真:石川加奈子】
契約更改を行った日本ハム・渡邉諒【写真:石川加奈子】

今季は132試合で打率.262、11本塁打58打点の好成績をマーク

 日本ハムの渡邉諒内野手が3日、札幌の球団事務所で契約更改交渉を行い、今季の1400万円から「倍以上はアップ」という大幅昇給を勝ち取った(金額は推定)。

 プロ6年目の今季は二塁の定位置をつかみ、132試合481打数126安打58打点11本塁打、打率.262の好成績を残した。今季限りで引退した田中賢介内野手のラストイヤーに独り立ち。「長年セカンドとしてレギュラーされていた方でしたし、それを見て育ってきました。その背中がやっと見えてきたところ。なんとか追い越せるように頑張りたいです」と語った。

 初めて規定打席に到達し、ここからが本当の勝負だと認識している。「1年だけじゃなく、続けないとまだまだレギュラーとは言えないので。何年もこれ以上の成績を残せればなと思います」と表情を引き締めた。

 今季の経験を生かす。「1年間、出続けないと分からないことがありました。後半は余裕を持って臨めましたが、体のきつさは9月にありましたね。成績も落ちましたし。1年間戦う難しさを知ったので、来年はしっかり全試合出られるようにしたいです」と準備を進める。

 来季の目標には打率3割を掲げた。具体的には、ボール球を見極め、三振を減らして四球を多くすることを目指す。1月に徳之島で一緒に自主トレを行う近藤健介外野手からその極意を学びたい考え。「近藤さんの考え方だったり、待ち方だったり、具体的なピッチャーによってどう変えるのかだったり、そういうのを聞けたらいいなと思います」とイメージをふくらませた。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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