西武・内海、減額制限いっぱい25%ダウンの7500万円「苦しくてもどかしいシーズン」

契約更改を行った西武・内海哲也【写真:安藤かなみ】
契約更改を行った西武・内海哲也【写真:安藤かなみ】

炭谷の人的補償として巨人から加入も、プロ16年目で初の1軍登板なし

 西武の内海哲也投手が3日、契約更改交渉に臨み、今季の年俸1億円から減額制限いっぱいのダウンとなる、2500万円減の7500万円で契約を更改した(金額は推定)。会見場に現れた内海は金額について報道陣に問われると「みなさんの想像通りです。限度額いっぱいです」と答えた。

 西武から巨人に移籍した炭谷銀仁朗捕手の人的補償として西武に移籍した内海。ローテ候補として期待されていたものの、開幕前に左前腕部の肉離れで離脱。その後も1軍昇格はかなわず、今季はプロ入り後初めて1軍登板なしに終わっていた。

 西武の1軍本拠地・メットライフドームに隣接する西武第二球場でリハビリに励んでいた内海は「悔しかった。土日なんかは声援も聞こえてきて苦しくて、もどかしいシーズンだった」と唇を噛んだ。それでも球団からは「2軍でしっかりやっている姿を見ていてくれた。若い選手の見本になったと言ってもらった」と真摯に練習に取り組む姿が若手選手に与えた好影響を評価された。

 10月下旬には左腕の手術を行い、現在はリハビリ中。2月1日のキャンプインにブルペン投球が可能になるようにトレーニングを行っているという内海は「ライオンズのユニフォームでメットライフドームのマウンドに立ちたい」と意気込んだ。今オフは奄美で孤独トレを敢行予定で、「ひとりでやることで集中できる。クビになっちゃうかもしれないので、頑張らないといけない」と背水の覚悟を口にしていた。

(安藤かなみ / Kanami Ando)

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