鷹・高谷、4年連続で現状維持 “気遣い査定”で3400万円「目に見えない部分を評価」

契約更改を行ったソフトバンク・高谷裕亮【写真:福谷佑介】
契約更改を行ったソフトバンク・高谷裕亮【写真:福谷佑介】

今季は主に“抑え捕手”として55試合に出場、若手や外国人への気配りも高評価

 ソフトバンクの高谷裕亮捕手が4日、ヤフオクドーム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の3400万円でサインした(金額は推定)。これで4年連続で現状維持、5シーズン連続で年俸3400万円となった。

 高谷は今季、主に“抑え捕手”として55試合に出場。9月5日の楽天戦では本塁打も放った。しかし、成績以上に球団が評価したのは高谷ならではの“気遣い”だった

「若手や外国人とのコミュニケーションなど、目に見えない部分を評価していただきました。試合に出てなんぼではないところを見ていただいたのは嬉しい」

 若手や外国人に対しては「孤立させない、気落ちさせないことが大事。僕でも外国にいけば外国人ですし、寂しい思いをさせないように」と気遣いを欠かさない。シーズン後、外国人が帰国する際には必ずと言っていいほど、空港まで見送りに来るのも恒例だ。

 来季に向けては「ケガせずに1年間やること。いつ出てもいいパフォーマンスを出せるようにしっかり準備することです。年齢を重ねたからといって運動量が減るのではなく、増やすくらいでないと維持できない」と、若手に負けないよう自分を追い込む覚悟も見せていた。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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