“サイン盗み”に新たな疑惑、ヤ軍も被害者か? 地元紙「悪意あるチームに騙された」

あるライバルGMは「ブラックソックス以来、最悪のこと」と八百長事件と比較

 さらに口笛についても「ヤンキースは、アストロズがイニングによって口笛と手を使ったサインを使い分けていたのではないかとも考えていた。また口笛は、音の高低のタイプが様々であったということだ」と様々な異変に気づいていたようだ。10年ぶりのワールドシリーズ進出をかける大舞台で、このようなことを気にしなければならなかったのは大変だっただろうとしている。

 記事では、あるヤンキースの関係者に「もし、機会があればアストロズがやっていたと思われることをやるか」と聞くと、「そんなことは、絶対やらない。それは悪いことだ」と答えたと紹介。あるライバルGMも、このことを「ブラックソックス以来、最悪のこと」と言ったとしている。

 1919年のブラックソックス事件では、賭博絡みの八百長でホワイトソックスがレッズに世界一の座を譲ったとされる。ホワイトソックスは、相手に有利になるようにシリーズを戦ったが、「ヤンキースは数少ないチャンピオンシップのチャンスを失った。そして、それは二度と戻ってくることはない」と、このときとは少し状況が違うことにも言及している。

 2019年は奇しくもブラックソックス事件からちょうど100年。この事件では8選手が永久追放処分となったが、今回はどのような結末を迎えるのか注目が集まる。

(Full-Count編集部)

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