鷹ドラ1佐藤は「周東に匹敵する」ほど速い!? 工藤監督は期待「楽しみな選手」

新入団選手発表記者会見に臨んだソフトバンクのドラフト1位・佐藤直樹(前列左)【写真:福谷佑介】
新入団選手発表記者会見に臨んだソフトバンクのドラフト1位・佐藤直樹(前列左)【写真:福谷佑介】

JR西日本では広島駅の新幹線口で駅員として働いている

 ソフトバンクは5日、福岡市内のホテルで「2020年度 新入団選手発表記者会見」を行い、ドラフト1位の佐藤直樹ら支配下5選手、育成7選手の12名のルーキーがお披露目された。背番号「30」に決まった佐藤は「開幕1軍を目指して力をつけて頑張っていきたい」と意気込みを語った。

 JR西日本からプロ入りする佐藤。これまでは午前中にJR広島駅の新幹線口改札で駅員として勤務し、午後から練習という日々を送ってきた。武器は守備と俊足。「打撃に自信はないので、苦手な部分をなおして首位打者を取れるような選手になりたい」という。

 ただ、その“足”に関しては特筆もののよう。会見後に工藤公康監督は「楽しみな選手。周東に匹敵する足を持っていると聞いています」と語り、育成選手から野球日本代表「侍ジャパン」にも招集されるまでに成長した“走のスペシャリスト”周東佑京内野手の名前を出して期待した。

「肩も強いし、足も速い、体も強い選手。慣れるまでは時間はかかるかもしれないですけど、走攻守を考えた時に最初から2つを持っている選手はいない」と工藤監督。バッティングに関しては、本人が語るように課題は残るものの、守備と走塁面に関しては高いレベルにあることを認めていた。

 広島駅では何度もプロ野球選手が駅を往来する姿を目にしていたという佐藤。9日までは同駅で駅員として勤務しており、今度は自分がプロ野球選手として駅を利用することになる。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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