ブルージェイズがFAの韓国人左腕・柳賢振に興味 地元メディアは今季成績を絶賛

ドジャース・柳賢振【写真:Getty Images】
ドジャース・柳賢振【写真:Getty Images】

韓国人左腕は今季防御率のタイトル獲得、与四球率も最も低かった

 ドジャースからFAとなっている韓国人左腕・柳賢振(リュ・ヒョンジン)投手獲得に、ブルージェイズが興味を示していると、カナダメディア「ヤフースポーツ・カナダ」が報じた。「ブルージェイズは複数のトップレベルのFA投手たちに興味を抱いている」とのタイトルで詳細を伝えている。

 記事はMLBネットワークのジョン・モロシ氏のツイッターを引用し、ブルージェイズが柳賢振投手とブレーブスのダラス・カイケル投手に興味を抱いていることを紹介。「両投手にはいくつかの共通点があり、そこから読み取れるのは、(FA)市場におけるこのチーム(ブルージェイズ)がどんな思惑を持っているかということだ」と伝え、両投手の共通点として「左腕」、「30歳以上のベテラン」、「2019年は8桁(数千万ドル)単位の年俸」であることを指摘している。

 柳は32歳で年俸1790万ドル(約19億5000万円)、カイケルは31歳で年俸1300万ドル(約14億1500万円)だ。

 記事はさらに、柳について詳細を伝えている。「彼(リュ)は今季ドジャースで29先発登板で、2.32という素晴らしい防御率を残した。そして、ナ・リーグで最も低い与四球率(1.183)にも支えられた」とし、球速は低いが、打者に強打させなかったことに言及。さらに「サイ・ヤング賞投票で2位となり、オールスターにも選出された。そして、来季開幕時に33歳となっている」と伝えている。

 記事はまた「こうした素晴らしい成績を考慮すると、リュ獲得を狙う球団がいくつかある見込みだが、彼ならブルージェイズで補強が必要な点を多く埋めることになる」と指摘している。

 今季アジア出身投手として初めて最優秀防御率のタイトルを獲得した「コリアンモンスター」がどの球団に行くのか。注目度は高まっている。

(Full-Count編集部)

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