西武ドラ7上間がNPBで活躍するためには… 四国IL代表監督「十分に可能性はある」
18歳の上間に「足りないものを補えれば、十分に可能性はある」
「上間は身長があり、身体が強くてポテンシャルが高い。ストレートでもスライダーでもストライクを取れる。淡々と投げて、気持ちを出さないのもピッチャーに向いていると思いました。それでも、NPBでローテーションを守って投げるのはまだ難しいと思います。まずはきちっと食事をとって、身体を作ってほしい。当然1年目から勝負ですが、シーズン通して投げられる身体づくりが大切です。西武は寮も室内練習場も新しくなり、環境的にはすごくいい。あの中で成長し、どれだけ結果を出していけるか楽しみですね」
独立リーグを経験しているとはいえ、まだ18歳の上間。身体だけではなく、精神面でも更なる成長が必要だと感じたという。
「具体的に『こうやって、こうしよう。そうしたら、こうなる』という考え方ができず、なんとなくやっているような印象を受けました。独立リーグでプレーしているのですから、技術はそこそこある。気持ちの面のケアも大事だと思います。まだ若いですから、ちょっとしたことで、いくらでも変わっていく。足りないものを補えれば、十分に可能性はあると思います」
11月に行われた「第2回 WBSCプレミア12」で韓国代表のクローザーを務めたハ・ジェフン投手は、19年に徳島からSKワイバーズに移籍し、今季リーグ最多の36セーブを挙げた。可能性を秘めた独立リーグ出身の選手が、NPBで経験を積みどんな成績を残していくのか。今後の活躍が楽しみだ。
(篠崎有理枝 / Yurie Shinozaki)