マ軍ジーターCEOの評価上昇? 年俸24億円の元竜チェン戦力外に地元メディアも“驚き”

マーリンズのデレク・ジーターCEO【写真:Getty Images】
マーリンズのデレク・ジーターCEO【写真:Getty Images】

実績ある野手2選手を既に獲得、メディア「正しい方向に進んでいる」

 マーリンズの最高経営責任者(CEO)を務めるデレク・ジーター氏が推し進める今オフの戦力補強について、地元スポーツポッドキャスト番組「Five Reasons Sports」は「正しい方向に進んでいる」と手腕を高く評価した。契約が1年残っていた元中日チェン・ウェイン投手を戦力外にしたことも「2200万ドル(約23億9000万円)を支払うことで無能な左腕と決別した」としている。

 同サイトは「ファンがついに希望が持てる理由をマーリンズが示す」とのタイトルで詳報。「球団内の貴重な若き才能を手放すことなく、実績のある強打者ジョナサン・ビヤーとヘスス・アギラールを獲得。(マーリンズが取った)その動きは、時代が変わりつつあるということを表すものとなっている」と指摘した。

 ビヤーは今季オリオールズで162試合に出場し、打率.274、24本塁打、73打点を記録。「彼は(マーリンズで)先頭打者候補になって当然の選手で、今季40盗塁と111得点を記録した」とし、ビヤー獲得するためにマーリンズが手放した選手は、球団のプロスペクトのトップ30にも入らないイーストン・ルーカスであったことに言及している。

 ヘスス・アギラールはレイズからウェーバー公示で獲得。記事は2018年シーズンには35HRを記録したことを伝えている。

 記事は「ジーター政権は既に驚きの動きを見せており、将来の財産となり得る若手の為にロースターを空けるため、2200万ドルを支払うことで無能な左腕ウェイン・チェンと決別した」とも伝えた。契約を1年残しながら戦力外とした決断を高く評価している。

 記事はさらに「(ビヤーとアギラール獲得により)、ワールドシリーズ制覇のナショナルズとナ・リーグ東地区の王者ブレーブスに対抗できる用意が整ったということが示されたわけではない」とした上で「こういった補強はジーターの再建計画が正しい方向に進んでいるという明るい兆しである」と期待を示している。

(Full-Count編集部)

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