鷹ドラ1甲斐野、12球団新人最高額5000万円! 3倍超に「礼さんよりは下だろうと」

契約更改に臨んだソフトバンク・甲斐野央【写真:藤浦一都】
契約更改に臨んだソフトバンク・甲斐野央【写真:藤浦一都】

1年目の今季は65試合に登板、2勝5敗8セーブ、防御率4.14だった

 ソフトバンクのドラフト1位ルーキー甲斐野央投手が10日、ヤフオクドーム内の球団事務所で契約更改交渉を行い、今季の年俸1500万円から3倍超となる3500万円増の5000万円で来季の契約にサインした。今季入団したルーキーでは最高額となり、チームメートで新人王となった高橋礼投手と同額となった。(金額は推定)

 東洋大から2018年のドラフト1位で入団した甲斐野は1年目で開幕1軍入り。勝利の方程式に組み込まれると、プロ野球記録となるデビュー13試合連続無失点をマーク。シーズン途中には離脱した森唯斗投手に代わって抑えも任された。65試合に登板して2勝5敗8セーブ26ホールド、防御率4.14の好成績。新人王こそチームメートの高橋礼投手に譲ったものの、チームの3年連続日本一に貢献した。野球日本代表「侍ジャパン」でも「第2回 WBSCプレミア12」の優勝に貢献した。

 交渉後の会見で「嬉しいですし、来年も頑張ろうという日になりました。全くどれくらいになるか分からなかった。先輩方にこれくらいじゃない?という話はされていた。それに近いというか、思ったよりも上の金額だったので嬉しかった」と笑顔を見せた甲斐野。高橋礼と同額での更改には「ビックリしました。思ったより上だったので。礼さんよりは下だろうと思っていたので。1年間ローテを守って12勝、新人王で凄いのに、同じような評価をしてもらった」と素直に喜んだ。

 来春の自主トレは守護神の森唯斗投手のグアム自主トレに同行する。「ペットの感覚というか、犬は飼い主に似るって言うじゃないですか。森さんに似ようかな、と思っています」と独特? の表現で報道陣を笑わせていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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