松坂が14年ぶり西武ユニホーム姿披露 「(野球)人生の最後はやっぱりここなのかな」

西武のユニホームに袖を通した松坂大輔【写真:小倉元司】
西武のユニホームに袖を通した松坂大輔【写真:小倉元司】

「家に戻ってきた感覚。決まった時はうれしかった」

 今季中日を退団して西武加入が決まった松坂大輔投手が11日、東京都内のホテルでの入団会見に臨み、14年ぶりに古巣のユニホームに袖を通した。背番号「16」を身にまとった右腕は笑みを浮かべた。

「アメリカから帰ってきてホークス、ドラゴンズと他のチームを経験しましたけど、やっぱりライオンズに戻って来られるというのは、何というか、家に帰ってきた感覚。決まったときはやっぱり嬉しかったです」。

 長く過ごした“我が家”だが、「自分がいた頃は投手力を中心とした守りの、機動力のチームだった。今は強力打線のイメージですかね」と当時とは印象も異なる。

 またプロ入りから8年間着用したユニホームも違うものに。「今ってブルーが(球団)カラーなんですか? 昔に比べると白いし、スパイクも黒いし」とかつての記憶が色濃く残る。

 ユニホームが変わったとはいえ、大事な場所であることに変わりはない。「アメリカにいた頃は戻るときはライオンズかなと漠然と思っていたが、(野球)人生の最後はやっぱりここなのかなと、今では思っています」と語った。
 
 松坂は「期待されていないことの方が多いと思うが、それを覆せるように」と笑顔で活躍を誓った。

(臼井杏奈 / Anna Usui)

RECOMMEND

CATEGORY