ヤ軍コールの9年352億円に賛否両論 米メディアは苦言も「先発投手は予測できない」

ヤンキースと契約合意したゲリット・コール【写真:Getty Images】
ヤンキースと契約合意したゲリット・コール【写真:Getty Images】

ナショナルズFAのストラスバーグは7年約266億円で再契約

 ヤンキースが、アストロズからFAとなっていたゲリット・コール投手を9年総額3億2400万ドル(約352億3300万円)で獲得した。MLB投手史上最高額の超大型契約に、米メディアからは批判の声も出ている。

 29歳のコールが結んだ契約は、昨オフにブライス・ハーパーがフィリーズと結んだ13年3億3000万ドル(約358億8000万円)に次ぐ史上2番目の高額FA契約。コールとヤンキースの契約合意が報じられると、それに反応したのが米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」の記者であるアーロン・フェントレス氏だった。

「なんてことだ。ゲリット・コールは(契約の)最終年には38歳になっている。年平均の金額など、私は気にしていない。しかし、その年数は節度を欠いている。球団は、選手たちをそこまで長い期間拘束する必要はない」

 自身の見解をツイッターで綴ったフェントレス氏。3600万ドルという莫大な年単位の金額は問題視しなかったものの、9年という長期的な“拘束期間”に疑問を呈した。

 また、「FOXスポーツラジオ」のジェイソン・スミス氏もツイッターで「先発投手というものは予測できないものであり、好ましくない投資だ。その原因としては、怪我と効率性が不足していることがあげられる。ゲリット・コールとスティーブン・ストラスバーグにそういう類の金額を与えたいだろうか? グッドラック……」として、投手は怪我と隣り合わせで高額契約はリスクがあるとしている。

 このオフはナショナルズからFAとなっていたスティーブン・ストラスバーグ投手がナショナルズと7年総額2億4500万ドル(約266億1600万円)で再契約。メジャーを代表する2投手が結んだ超大型契約はチームに恩恵をもたらすか。2人のパフォーマンスはこれまで以上に注目されることになる。

(Full-Count編集部)

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