楽天則本昂、現状維持の3億円で更改 7年契約の2年目「優勝と20勝」誓う

来季から選手会長に「僕がいる間に脅かす選手が出てきてほしい

 3年契約の最終年となる今季開幕前に契約を見直した。球団との話し合いで2025年までの7年契約を結び直し、シーズン中に明らかにした。「素直に嬉しかったです。そんな年数をもらえる選手は少ないのですごく有り難い」。一方で、来季から選手会長の肩書きがつくチームリーダーは、チームのことも懸念する。

「6年間はこの球団にいる。その間に若い選手が育っていかないとダメだと思います。6年後にまだ僕がバリバリ1、2番目で投げているようじゃ、このチームはダメだと思う。僕がいる間に脅かすような選手が出てこないといけないと思いますし、若い選手と意見交換をしながら育成もしていけたらいいんじゃないかなと思います」

 色紙には「やっぱり、優勝したいので」と、「優勝」の2文字をしたためた。鈴木大地内野手や牧田和久投手が加入したが、楽天の未来を考えれば、若い選手の台頭が必要になる。自身については「20勝したい」と具体的な数字を示した。

「僕が20勝できる成績を残せば、チームもいい順位にいるでしょう。優勝したいので」

 優勝――。その一点を見つめ、2020年シーズンもチームの先頭を走る。

(高橋昌江 / Masae Takahashi)

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