西武メヒアや楽天AJ&マギーら記憶にも残る… 2010年代に活躍したパ助っ人打者たち

西武のエルネスト・メヒア【写真:荒川祐史】
西武のエルネスト・メヒア【写真:荒川祐史】

オリックスのバルディリスは2試合連続サヨナラ弾、鷹グラシアルは日本シリーズMVP

 2019年の終わりと共に、長かった2010年代も終わりを迎えようとしている。パ・リーグではソフトバンクが5度のリーグ優勝、そして西武は2連覇を達成。その中で、様々な記録や記憶に残るプレーを残した助っ人たちが多くいる。2010年代に活躍した外国人打者たちを振り返りたい。なお、複数球団にまたがって活躍した選手は来日1年目に在籍した球団でピックアップした。

【西武】
○エステバン・ヘルマン内野手
 2012年に入団すると、俊足を武器に2年連続で40盗塁を記録。56年ぶりに40盗塁以上を決めた外国人選手となった。2年間西武でプレーすると、2014年からオリックスへ。日本では4年間プレーし打率.278、128盗塁を記録した。

○エルネスト・メヒア内野手
 2014年に西武入りし、5年間で130発を放ったメヒア。34本塁打を放った2014年には本塁打王とベストナインに輝き、2016年にはキャリアハイの35本塁打、103打点をマーク。今季は自身最少の75試合出場で6本塁打と落ち込んだが、来季も残留となっている。

【楽天】
○アンドリュー・ジョーンズ外野手
 2013年に楽天入りしたジョーンズは、10年連続でゴールドグラブ賞を受賞した“本物の”メジャーリーガーとして入団時から話題となった。ブレーブス時代の2005年に51本塁打を放ったパワーへの警戒もあり、2年連続で100四球以上を記録。通算50本塁打を放った。

○ケーシー・マギー内野手
 2013年にヤンキースから楽天入り。前年もパイレーツとヤンキースで114試合に出場したバリバリのメジャーリーガーだった。全144試合に出場し、打率.292、28本塁打93打点と活躍。ジョーンズと共に楽天の初の日本一に大きく貢献した。

○ゼラス・ウィーラー内野手
 2015年に楽天入りしたウィーラーは、来日3年目の2017年には打率.271としてベストナインにも輝いた。今季まで5年連続で2桁本塁打を放ち、通算106本塁打としている。

【ソフトバンク】
○ウィリー・モー・ペーニャ外野手
 2012年にソフトバンクに入団し、初年から130試合に出場。21本塁打、76打点、打率.280と活躍してベストナインに選ばれた。オリックスでは2014年の1年間プレー。この年は自身最多の32本塁打、90打点、打率.255と復活し、2度目のオールスターゲームにも出場した。

○ジュリスベル・グラシアル内野手
 2018年に入団したキューバ代表選手。今季は28本塁打、68打点、打率.319とチームの2位に貢献し、左翼、右翼、三塁など複数のポジションをこなすユーティリティー性も発揮。3年連続日本一を達成した日本シリーズのMVPにも輝いた。

【日本ハム】
○ミチェル・アブレイユ内野手
 2013年に来日したアブレイユはリーグトップの31本塁打を放ち、95打点、打率.284をマークして同年のベストナインに選ばれた。しかし、翌年は故障に悩まされて6試合出場にとどまり、オフに退団となった。

○ブランドン・レアード内野手
 2015年から4年間、日本ハムでプレーしたレアードは、2016年には39本塁打を放って本塁打王に輝いた。その成績だけでなく寿司握りポーズのパフォーマンスで、“スシボーイ”としてファンに親しまれた。2019年からロッテに移籍し、5年連続で25本塁打以上を放っている。

【ロッテ】
○ルイス・クルーズ内野手
 2014年にロッテ入りしたクルーズはその年、チームトップの16本塁打、61打点をマーク。翌年も二塁手として出場すると16本塁打、73打点、打率.255と活躍し、オールスターゲームにも監督推薦で選出された。

○アルフレド・デスパイネ外野手
 2014年にロッテに入団。3年目の2016年には24本塁打92打点をマークするなど、在籍3年間で54本の本塁打を放った。ソフトバンクに移籍した2017年には35本塁打、103打点で本塁打王と打点王の2冠に加え、ベストナインにも輝いた。今季も自身最多の36本塁打を放ち、88打点、打率.259で3年連続の日本一に貢献した。

【オリックス】
○アーロム・バルディリス内野手
 2008年に育成選手として阪神入りし、2009年オフに戦力外となりオリックスに入団。加入初年の5月には15試合連続安打を放つなど活躍。2012年には2試合連続サヨナラ本塁打を打つなど、記憶に残るプレーが多かった。

○李大浩(イ・デホ)内野手
 2012年にオリックス入りし、来日初年から91打点で打点王に輝いた。2014年からはソフトバンクでプレーし、2015年には自身最多の31本塁打、98打点で2度目のベストナインを受賞している。

(Full-Count編集部)

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