ブ軍と合意の山口俊、成功の鍵はスプリット？　地元メディア「メジャーでアウト取れる」

地元メディア「TSN」は先発で苦しんだ場合は救援での起用の可能性を示唆

　ポスティングシステムを利用して巨人からメジャー挑戦を目指していた山口俊投手がブルージェイズとの契約に合意した。MLB公式サイトなど米メディアが一斉に伝えた。契約内容は2年契約で年俸300万ドル（約3億3000万円）プラス出来高と見られ、メディカルチェックを終えて正式契約を結ぶ。

　地元メディア「TSN」は、山口の持ち球であるスプリットは「メジャーでアウトを取る事が出来るもの」であるとし、ブルージェイズがその事に確信を持っていると報じている。

　記事では、今シーズン26試合の登板でセ・リーグトップの188三振を奪い、自身初となるベストナインを獲得した事に言及。「山口は三振でアウトを取ることが出来る投手である」と高く評価している。

　また、「現時点でブルージェイズは、山口を先発ローテーションに組み込む事を考えているようだが、苦戦して先発陣の中でトップ5に入ることが出来なかった場合、キャリア通算112セーブという実績も相まって、ブルペンでの起用も考えられる」とも報じている。山口の万能性ゆえに救援に回る可能性も示唆している。

　投手としてどういった役割を果たすかは今後の成績次第だろう。ただ、いずれにせよ、武器であるスプリットが大きな威力を発揮するとカナダメディアは見ているようだ。

（Full-Count編集部）