鷹、城島健司氏の会長付特別アドバイザー就任を発表 15年ぶり復帰

ソフトバンクの会長付特別アドバイザーに就任する城島健司氏(右)【写真:福谷佑介】
ソフトバンクの会長付特別アドバイザーに就任する城島健司氏(右)【写真:福谷佑介】

会見で「ホークスに育ててもらった。自分の野球の考え方は王さんに教わってきたもの」

 ソフトバンクは20日、2012年に現役を引退していたOBの城島健司氏がフロント入りし、球団会長付特別アドバイザーに就任すると発表した。契約期間は2020年1月より1年間。同日、正式に契約し、福岡市内のホテルで会見を行った。

 福岡市内のホテルで行われた就任会見。三笠杉彦GMとともに登壇した城島氏の第一声は、ただ一言「頑張ります」。報道陣を笑わせると、「久しぶり、皆さんの前に立つのが久しぶりです。いつもはカメラ1台の前で釣りしているので」と笑わせ「野球界からは少し離れていたんですけど、熱心にお話いただいていたホークス球団と王会長にそろそろ野球界にといわれていました。自分なりに福岡、ホークスに育ててもらった。自分の野球の考え方は王さんに教わってきたもの。自分に力になれることがあれば、とこういう形になりました」と語った。

 1994年のドラフト1位で別府大付属高校(現明豊高)からダイエーに入団した城島氏。3年目の1997年にレギュラーに定着すると、強打の捕手として活躍した。1999年の日本一、2000年のリーグ優勝に貢献し、2003年にはMVPにも輝いた。ベストナイン6回、ゴールデングラブ賞8回など輝かしい実績を残した。

 2005年オフにFA権を行使してマリナーズに入団し、日本人捕手として史上初のメジャーリーガーに。1年目の2006年から144試合に出場し、18本塁打を放つなど、正捕手として活躍した。2009年には第2回WBCで正捕手として連覇に貢献。2010年に阪神に加入し、2012年に現役を引退した。

 ソフトバンクにはメジャー挑戦前の2005年以来、15年ぶりの復帰。将来の監督候補の1人として、フロントとしてチームを支えていくことになる。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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