城島健司氏、15年ぶり鷹復帰の理由は「王さん」 仕事の内容は「分からない」

ソフトバンクの会長付特別アドバイザーに就任する城島健司氏(右)【写真:福谷佑介】
ソフトバンクの会長付特別アドバイザーに就任する城島健司氏(右)【写真:福谷佑介】

球団会長付特別アドバイザーに就任、福岡市内で会見を行う

 ソフトバンクは20日、2012年に現役を引退していたOBの城島健司氏がフロント入りし、球団会長付特別アドバイザーに就任すると発表した。契約期間は2020年1月より1年間。同日、正式に契約し、福岡市内のホテルで会見を行った。

 福岡市内のホテルで行われた就任会見。三笠杉彦GMとともに登壇した城島氏の第一声はただ一言「頑張ります」で終わり、報道陣を笑わせた。その後「皆さんの前に立つのが久しぶりです。いつもはカメラ1台の前で釣りしているので」と笑わせ「野球界からは少し離れていたんですけど、熱心にお話いただいていたホークス球団と王会長にそろそろ野球界にといわれていました。自分なりに福岡、ホークスに育ててもらった。自分の野球の考え方は王さんに教わってきたもの。自分に力になれることがあれば、とこういう形になりました」と語り、王貞治球団会長からの熱心な誘いにより“球界復帰”を決断した。

 球団会長付特別アドバイザーというポストとなったが、その業務内容については「何をするか、本当に分からないです。今から、これからですね」と詳細については決まっていないという。「何でもしますし、先入観のない目で見たほうがフレッシュでいいのかな、と。自分の目で見ないと分からないので」と語り、球団との関わり方は今後、詰めていくことになるようだ。

「選手の顔と背番号も一致していない。引退してから生で球場に足を運んで生で試合を見たことがないくらいなので」と、野球界から離れて生活していたことも語った城島氏。「この球団は王さんの球団、王さんの考え方が根本にあるチーム。向こう20年、30年続けていける手助けができれば、と思っています」と語っていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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