ホークス甲斐野が文句なし“新人”王…2019年12球団ルーキー診断【パ編】

西武松本航は7勝、オリックス中川は交流戦首位打者と存在感

【パ・リーグ】
○西武
1 松本航 16試合7勝4敗0S0H 4.54
3 山野辺翔 9試合14打数1安0本1点 .071
4 粟津凱士 1試合0勝0敗0S0H 9.00
6 森脇亮介 29試合2勝1敗0S4H 4.94
7 佐藤龍世 52試合59打数13安2本7点 .220

○ソフトバンク
× 小園海斗
× 辰己涼介
1 甲斐野央 65試合2勝5敗8S26H 4.14
2 杉山一樹 2試合0勝0敗0S0H 9.00
3 野村大樹 2試合2打数1安0本0点 .500
6 泉圭輔 14試合2勝0敗0S3H 1.96
7 奥村政稔 12試合0勝1敗0S3H 8.76

○楽天
× 藤原恭大
1 辰己涼介 124試合314打数72安4本25点 .229
2 太田光 55試合96打数21安1本6点 .219
4 弓削隼人 8試合3勝3敗0S0H 3.74
6 渡邊佳明 77試合218打数49安1本26点 .225
7 小郷裕哉 22試合29打数5安1本4点 .172

○ロッテ
1 藤原恭大 6試合19打数2安0本2点 .105
2 東妻勇輔 24試合3勝2敗0S7H 4.71
3 小島和哉 10試合3勝5敗0S0H 4.31
5 中村稔弥 10試合1勝1敗0S0H 4.32
7 松田進 3試合5打数1安0本1点 .200

○日本ハム
× 根尾昂
1 吉田輝星 4試合1勝3敗0S0H 12.27
3 生田目翼 4試合0勝1敗0S0H 7.88
4 万波中正 2試合4打数0安0本0点 .000

○オリックス
× 小園海斗
1 太田椋 6試合13打数0安0本0点 .000
2 頓宮裕真 28試合91打数18安3本10点 .198
3 荒西祐大 13試合1勝4敗0S0H 5.57
4 富山凌雅 1試合0勝0敗0S0H 0.00
5 宜保翔 8試合26打数6安0本0点 .231
6 左沢優 4試合0勝0敗0S0H 0.00
7 中川圭太 111試合364打数105安3本32点 .288

 パ・リーグで最も活躍したルーキーはやはりソフトバンクの甲斐野だろう。小園、辰己の外れ外れ1位での指名だったが、開幕1軍に入ると、勝利の方程式の一角として大車輪の活躍をみせた。65試合に登板して2勝5敗8セーブ26ホールドの好成績をマーク。オフには侍ジャパンにも選出されて活躍した。今季のソフトバンクの日本一はこの男無くして語れないだろう。

 野手に目を向けると、楽天の辰己とオリックスの中川の働きが光った。辰己は124試合に出場し、主力の1人としてチームのクライマックスシリーズ進出に貢献。中川は交流戦で首位打者に輝くなど、111試合に出場して打率.288の好成績を残した。最後のPL学園戦士としても、その名を広めた。

 球団ごとに見ると、オリックスは最多の7選手が1軍でデビュー。日本ハムを除く4球団もそれぞれ5人のルーキーが1軍の舞台を踏んでおり、1年目としては粒ぞろいのドラフトだったと言えるだろう。

(Full-Count編集部)

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