鷹2016年ドラ1田中正義、プロ入りから3年連続ダウン 100万円減にも「予想通り」

契約更改に臨んだソフトバンク・田中正義【写真:藤浦一都】
契約更改に臨んだソフトバンク・田中正義【写真:藤浦一都】

オフはプエルトリコWLに派遣され、6試合で防御率1点台の好成績

 ソフトバンクの田中正義投手が26日、ヤフオクドーム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、100万円ダウンとなる1300万円でサインした。2016年のドラフト1位右腕は、これで3年連続のダウンとなった。(金額は推定)

 今季の田中は1軍でわずか1試合、2/3イニングのみの登板に終わり、3年目も苦戦のシーズンとなった。このオフはプエルトリコのウインターリーグに派遣されて野球漬けの日々を送り、先発3試合を含む6試合に登板。2勝を挙げ、防御率1点台という成績で来季への手応えをつかんだ。

 前日25日にプエルトリコから帰国したばかり。3年連続のダウンにも「予想通りでした」と素直にサインした。この1年は「全体的にボール、精神面がちょっとずつ足りないと感じながらやっていた」という田中。ウインターリーグの好成績も「向こうでいいからといって日本でいいとは限らない。1月にどんだけ追い込めるかだと思う」と、筑後と北九州で行う自主トレで自分の限界に挑戦していく。

「常に自問自答しながらやっていく。どうやったらマウンドで自信が持てるのか。この時期にしかできないことがあるので、いい意味で周りを気にせずに自分がやりたいようにやっていきます。先を見すぎることなく、今を全力で。やるべきことを積み重ねていくだけです」。競合ドラ1として入団して3年。1月の追い込みから、本当の勝負の4年目が始まる。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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