近藤昭仁、小枝守、小玉明利、ドン・ニューカム… 2019年この世を去った野球人【前編】

U-18野球日本代表監督も務めた小枝守さん【写真:荒川祐史】
U-18野球日本代表監督も務めた小枝守さん【写真:荒川祐史】

小枝守氏は日大三高、拓大紅陵で監督を務め甲子園9回出場、U-18野球日本代表監督も

 2019年も多くの野球人が世を去った。日付順に追いかけていこう。まずは6月まで。

○小枝守(1月21日 67歳)日大三高、拓大紅陵高元監督
 日大三高出身。日大三高、拓大紅陵高合わせて9回甲子園に出場。U-18野球日本代表監督も務めた。教え子に元ヤクルト飯田哲也、日本ハム加藤貴之など。

○倍賞明(1月22日 74歳)日産自動車元監督
 日大三高出身。甲子園で準優勝。日大では66年に大学日本一。鐘紡、日産自動車で選手として活躍。日産自動車の監督も務める。女優倍賞千恵子の弟、倍賞美津子の兄。猪木事務所の社長も務めた。

○ドン・ニューカム(2月19日 92歳)中日元投手、外野手
 1949年、MLB初の黒人投手に。1956年に最多勝。引退していたが1962年中日へ、主に外野手としてプレー。MLB通算149勝90敗7セーブ2154.2回、防御率3.56。NPBでは81試合279打数73安打12本塁打43打点0盗塁、打率.262

○丸山博(3月 87歳)プロ野球元審判員
 上田松尾高から1957年セントラル・リーグ審判部に。王貞治がハンク・アーロンの記録を抜く715本塁打を打った試合の主審。セントラル・リーグ審判部副部長も務めた。

○喰田孝一(3月6日 84歳)東筑高元監督
 東筑高時代は捕手として投手仰木彬とバッテリーを組み、夏の甲子園に出場。社会人野球を経て母校の監督となり、30年以上監督を務める。教え子に元広島の高信二など。

○東久邇信彦(3月20日 74歳)全日本野球会議名誉会長
 旧皇族東久邇宮家。昭和天皇の初孫。今上天皇の従弟にあたる。プロ・社会人・学生・軟式野球の4組織が日本野球界全体について協議する全日本野球会議の名誉会長を務めた。

近藤昭仁氏はNPB通算1619試合4862打数1183安打、65本塁打360打点148盗塁、打率.243

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