大谷同僚が急死、タ軍2Aヌマタはスケボー事故…今年亡くなった世界の野球人【後編】

KBOのキム・ソンフン投手は転落死した

〇ジャッキー・ヘルナンデス(10月12日)内野手 79歳
 キューバ出身。エンゼルス、ツインズ、ロイヤルズなどでプレー。ユーティリティで俊敏な守備で知られた。MLB通算618試合、1480打数308安打、12本塁打、121打点、25盗塁。打率.208。

〇ボビー・デル・グレコ(10月13日)外野手 86歳
 パイレーツ、ヤンキース、アスレチックスなどでプレーした守備の良い外野手。選球眼も良かった。MLB通算731試合、1982打数454安打、42本塁打、169打点、16盗塁、打率.229。

〇エリック・クーパー(10月20日)MLB審判 52歳
 野茂英雄の2度目のノーヒットノーランの試合で審判を務める。オフにひざの手術をしたが現役中に急逝した。

〇チャック・メリウェザー(10月26日)MLB審判 63歳
 2度の完全試合に立ち会った黒人審判。2011年に引退後はMLB審判の指導に当たった。

〇ロン・フェアリー(10月30日)内野手、外野手 81歳
 ドジャース、エキスポズなどで活躍した強打の外野手。引退後はエンゼルスのアナウンサーとなり、1993年にマリナーズの専属アナウンサーに。イチローの試合中継も多く手がけた。MLB通算2442試合、7184打数1913安打、215本塁打、1044打点、35盗塁、打率.266。オールスター選出2回。

〇ボブ・ジョンソン(11月9日)内野手 83歳
 アスレチックス、オリオールズなどでユーティリティプレーヤーとして活躍。キャリア後半は代打が多かった。MLB通算874試合、2307打数628安打、44本塁打、230打点、24盗塁、打率.272。

〇ジム・コーツ(11月15日)投手 87歳
 ヤンキース、エンゼルスなどで投げる。1960年には13勝を挙げる。MLB通算247試合43勝22敗17セーブ、683回1/3、防御率4.00。オールスター選出1回(2試合)。

〇アーブ・ノレン(11月15日)外野手、一塁手 94歳
 NBAの前身であるNBLのシカゴアメリカンギアーズでプレーしたのちMLBへ。勝負強い打撃で鳴らした。引退後はコーチ。MLB通算1093試合、3119打数857安打、65本塁打、453打点、34盗塁、打率.275。オールスター選出1回

〇ドロシー・シーモア・ミルズ(11月17日)野球史研究家 91歳
 夫のハロルド・シーモアとともに歴史家として初めてMLBの歴史をまとめる。2017年にアメリカ野球学会は、彼女の功績を称えて女性の野球人に贈る「ドロシー・シーモア・ミルズ障害功労賞」を制定。

〇キム・ソンフン(11月23日)KBO投手 21歳
 ハンファ・イーグルス投手。秋季キャンプ中に自宅周辺の建物で転落死。2019年は10試合0勝2敗、防御率3.58だった。

〇シーモア・シウォフ(11月29日)エリアス社 CEO 99歳
 MLBなどスポーツデータ分析を手掛けるエリアス社のCEOとして67年間にわたって活躍。スポーツデータの進化をけん引した。

〇テッド・レプシオ(12月11日)内野手 90歳
 レッドソックスなどでユーティリティプレーヤーとして活躍。MLB通算729試合、2092打数512安打、69本塁打、251打点、11盗塁、打率.245。

〇リッチ・ランドルス(12月16日)投手 38歳
インディアンスで2シーズン投げる。タイガース傘下の投手コーチを務めていたが12月16日に急逝した。MLB通算9試合、0勝0敗0セーブ、6回 、防御率1.50。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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