カブスの秋山争奪戦の敗因は? 地元局分析「MLB実績のない30代との3年契約は…」

レッズとの契約合意が報道された秋山翔吾【写真:荒川祐史】
レッズとの契約合意が報道された秋山翔吾【写真:荒川祐史】

シカゴを本拠地とするカブスは「1番・中堅」候補として秋山の獲得を目指していた

 西武から海外FA権でメジャー移籍を目指していた秋山翔吾外野手がレッズと3年契約で合意したと米複数メディアが伝えた。「1番・中堅」候補の獲得を目指していたカブスの地元メディアはショックに包まれている。

 秋山のレッズ入りを伝えたのは米スポーツ局「NBCスポーツ・シカゴ」だ。「レッズがカブスのターゲットのショウゴ・アキヤマと契約合意と報道」との見出しで秋山のレッズ入りを伝えた。レッズは強打マイク・ムスタカス(ブルワーズFA)、先発左腕ウェド・マイリー(アストロズFA)を獲得。同局は「レッズは今オフすでにアクティブだったが、まだ補強しているようである。レッズが日本人中堅手ショウゴ・アキヤマと契約したと報じられた」と同地区ライバルの積極的な補強を伝えた。

 カブスのジェド・ホイヤーGMは12月上旬のウインターミーティング中に秋山と面談したことを認めていた。同局は「アキヤマは中堅手と先頭打者という2つのニーズを満たすことができる可能性があった。カブスは必要なポジションのアップグレードができなかっただけでなく、彼は上昇中に見える地区ライバルに入団する」と新たに秋山が加入するレッズに戦々恐々。カブスは今オフ、ぜいたく税の上限を超えないように年俸総額を抑えようとしている。「メジャーで実績のない30代との3年契約は大きな契約であり、カブスは躊躇したかもしれない」と秋山争奪戦の敗因を分析していた。

 ダルビッシュ有投手が所属するカブスは16年世界一へ導いたジョー・マドン氏(エンゼルス監督)の後任として、来季からデビッド・ロス監督が就任する。1番・中堅候補を逃したカブスは、どんな一手を繰り出すのだろうか。

(Full-Count編集部)

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