黄金期支えた岩瀬&浅尾に“アライバ”…中日の2010年代ベストナインは?

中日の黄金期を支えた岩瀬仁紀(左)、荒木雅博【写真:荒川祐史】
中日の黄金期を支えた岩瀬仁紀(左)、荒木雅博【写真:荒川祐史】

先発には2011年に最多勝&最優秀防御率の吉見を選出

 2019年は与田剛新監督の下、新たな体制で臨んだ中日。結果的には68勝73敗2分けの5位に沈んだ。2010年、2011年と落合博満監督の下でセ・リーグを連覇しながら、落合氏が退任したあとは低迷期に。2013年から7年連続でBクラスと、12球団で最もAクラスから遠ざかっている。そんな2010年代の中日のベストナインを選んだ。

【投手】
先発 吉見一起
中継ぎ 浅尾拓也
抑え 岩瀬仁紀

 投手陣は2000年代後半から2010年代の黄金期を支えた投手たちをピックアップした。吉見は正確無比のコントロールを武器に、2008年から5年連続2桁勝利。2011年には18勝で最多勝、防御率1.65で最優秀防御率のタイトルに輝いた。2013年以降は故障もあって2桁勝利はないものの、この10年間を代表する先発投手だった。

 中継ぎ、抑えは浅尾、岩瀬の2人しかいないだろう。落合体制を支えた勝利の方程式。浅尾は2010年に72試合に投げてNPB記録となる47ホールドをマークした。2011年には79試合に投げて45ホールドで2年連続最優秀中継ぎのタイトルを獲得。この年の防御率は驚異の0.41だった。肩の故障で2018年に引退したが、最強のセットアッパーだった。

 岩瀬については、もはや説明不要。1999年から15年連続で50試合以上に登板するなど、NPB史上最多となる1002試合登板、407セーブという金字塔を打ち立てた。2010年代だけでも2度の最多セーブのタイトルを獲得するなど守護神として大活躍。時代を代表するクローザーだった。

一塁手にはビシエド、三塁手にはルナの助っ人2人が

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