秋山MLB移籍で西武の若手サバイバル勃発へ 山野辺、愛斗ら次代を担う超新星候補

西武・鈴木将平【写真:荒川祐史】
西武・鈴木将平【写真:荒川祐史】

山野辺は2軍で打率.271、12本塁打、29盗塁の大暴れ、鈴木は打率.305、13盗塁

 パ・リーグ連覇を果たしたが、またしてもCSファイナルステージでソフトバンクに敗れた西武。今オフには不動の「1番・中堅」だった秋山が海外FA権を行使してレッズに移籍。空いた外野の1枠を巡って若手の熾烈な争いが予想される。そこで2020年注目の、ブレーク期待選手を取り上げたい。

○山野辺翔内野手(2年目・25歳)

 2018年ドラフト3位で入団。プロ1年目の昨季は4月に1軍昇格したものの14打数1安打の成績で抹消された。一方でファームでは87試合で打率.271、12本塁打、35打点、29盗塁の大暴れ。中堅の秋山が海外FA権を行使してレッズに移籍したことから、昨季は二塁を守った外崎が外野に回る可能性もある。チャンスをものにして、二塁のレギュラーを掴みたい。

○鈴木将平外野手(4年目・21歳)

 2016年ドラフト4位で入団。昨季はプロ3年目にして初の1軍昇格を果たすと、プロ初ヒットも記録したが、26打数4安打の打率.154に終わった。一方ファームでは76試合で打率.305、13盗塁と実力を発揮。今季は秋山の移籍で空いた外野の椅子を狙う。

○愛斗外野手(5年目・22歳)

 2015年ドラフト4位の強打者。昨季は1軍で自己最多の42試合に出場し、プロ初ヒットも放ったが、打率.151と壁にぶつかった。ファームでは51試合で打率.302、8本塁打、35打点、5盗塁の好成績を残しており、今季は1軍での活躍を目指す。

○高木渉外野手(3年目・20歳)

 2017年に育成1位指名で入団。2018年は高卒1年目ながらファームで打率.278の成績を残してオフに支配下登録を勝ち取った。今季は1軍での打席も経験。ファームでは83試合に出場し、打率.256、山野辺に並ぶチームトップタイ12本塁打と長打力もアピールした。

○山田遥楓内野手(6年目・23歳)

 2014年ドラフト5位で入団。今季は1軍4試合の出場に終わったが、ファームでは81試合の出場で打率.219ながら39四球、出塁率.339を記録した。プロ6年目の今季は打撃に磨きをかけて1軍定着を掴みたい。

(Full-Count編集部)

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