日本一奪還の巨人スタメンを大予想 二塁・吉川尚、三塁・岡本の固定なるか

巨人・坂本勇人【写真:Getty Images】
巨人・坂本勇人【写真:Getty Images】

新外国人のパーラは右翼、亀井は左翼で投手を救う

 昨年は5年ぶりのリーグ制覇を達成した巨人は2020年シーズン、2012年以来、8年ぶりの日本一奪還を目指していく。セ・リーグ王者とはいえ、圧倒的な強さで勝ち切ったわけではなく、今年も熾烈な覇権争いが繰り広げられるだろう。大きな野手陣の加入は新外国人選手のパーラくらいで大幅な変更はないように思えるが、いくつかポイントを挙げながら、現時点の開幕スタメンを予想してみたい。

1(二)吉川尚輝
2(遊)坂本勇人
3(中)丸佳浩
4(三)岡本和真
5(右)パーラ
6(左)亀井善行
7(一)大城卓三
8(捕)小林誠司
9 投手
開幕投手 菅野智之

 吉川尚は昨年、開幕から「1番・二塁」でスタメン出場し、打率.390をマークし、好調をキープしたが、腰痛で離脱してしまった。“1番・吉川尚”構想は、早い段階で崩れてしまったが、固定できると打線にさらに厚みが増す。

 多くの試合で1番を務め、優勝に欠かせないピースとなった亀井は1番でなくとも、自分の役割は発揮できる打者。6~7番にいても存在感は出せる。亀井は何と言っても、守備でも投手を何度と救った。新外国人のパーラが右翼で起用される可能性もあり、左翼でその力を発揮してくれるだろう。

 2年連続で30本塁打を記録した岡本は年間通して、4番に座ることが理想。守備では三塁、一塁、左翼と守れるが、「4番・サード」で巨人を代表する選手への階段を登ってほしいのが首脳陣の思い。一塁には打力を買って大城が一歩リ―ドだが、ファームで結果を残した北村ら若手やベテランたちの競争の場としたい。

 捕手は昨年、小林、炭谷、大城と3選手が主にマスクをかぶったが、4年連続リーグトップの盗塁阻止率を誇った小林が菅野の開幕戦の球を受けるだろう。昨年に続き、併用も十分に考えられるため、打順や守備位置、投手のリードとバリエーションは多くなりそうだ。

 いつも、新しい感覚で選手起用をする原監督の2020年構想披露が今から楽しみだ。

(Full-Count編集部)

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