エ軍大谷は2年ぶり二刀流、阪神藤浪は復活なるか… “侍4番”広島鈴木ら94年世代の今

阪神・藤波晋太郎、エンゼルス・大谷翔平、広島・鈴木誠也【(左から)写真:荒川祐史、Getty Images】
阪神・藤波晋太郎、エンゼルス・大谷翔平、広島・鈴木誠也【(左から)写真:荒川祐史、Getty Images】

大谷、藤浪、鈴木らの94年世代では阪神大山らがチーム主力に成長

 エンゼルスの大谷翔平投手を筆頭に、1994年4月~95年3月に生まれた同世代には注目される選手が多い。日本の4番を務める鈴木誠也外野手や、高校時代から人気の高い藤浪晋太郎投手も同世代だ。そんな“大谷世代”の主な選手の今を見ていきたい。

○大谷翔平投手(エンゼルス)
 一昨年10月に受けた右肘のトミー・ジョン手術の影響で昨季は打者に専念した大谷は、打率.286、62打点と共にMLBでのキャリアハイをマーク。18本塁打を放った。昨年9月に、長く悩まされていた左膝を手術。肘と膝のリハビリは順調で、今季の二刀流復帰には大きな注目と期待が集まっている。

○鈴木誠也外野手(広島)
 昨季は自身最多の140試合に出場。打率.335で首位打者となるなど変わらぬ活躍をみせ、オフには「プレミア12」で野球日本代表「侍ジャパン」の4番を任された。打率.444、3本塁打、13打点、9得点と大活躍。首位打者、最多打点、最多得点と多くのタイトルを獲得。オリンピックイヤーの活躍に期待が高まる。

○藤浪晋太郎投手(阪神)
 高校3年時に甲子園で春夏連覇。阪神入団後は3年連続で2桁勝利とエースとしての働きが期待されていたが、昨季はプロ入りから初めて未勝利に終わり、1軍でわずか1試合登板にとどまった。昨季は2軍でも制球に苦しむことが多かったが、今年こそ復活の糸口を見つけ出してほしい。

○西川龍馬内野手(広島)
 社会人・王子から2015年ドラフト5位で入団し、プロ入り4年目の昨季は自身最多の138試合に出場し、初の規定打席に到達。6月には球団史上2位となる27試合連続安打を放つなど、チームの主力として存在感を現した。プロ入り以来、右肩上がりに成績を伸ばす西川の5年目にも期待したい。

○大山悠輔内野手(阪神)
 昨季は公式戦全試合に出場し、開幕から4番に座った。しかし打率.258、14本塁打、76打点と4番の働きとしては不満な点も残し、8月の中旬には6番、7番と打順を下げた。今季こそは4番としての地位を確立したい。

○京田陽太内野手(中日)
 プロ1年目の2017年に遊撃手の定位置を奪取し、シーズン149安打で新人王を獲得。18年は全試合出場を果たした。昨季は初めて開幕スタメンを逃したが、オールスターに出場。140試合に出場し、打率.249、3本塁打、40打点、17盗塁をマークした。

○その他、1994年4月~95年3月生まれの主な現役選手
田村龍弘捕手(ロッテ)
相内誠投手(西武)
小野泰己投手(阪神)
笠原祥太郎投手(中日)
竹安大知投手(オリックス)
田中和基外野手(楽天)
浜口遥大投手(DeNA)
吉川尚輝内野手(巨人)

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY