高津監督は7票、バース氏は13票足りず 田淵氏は109票…殿堂入り投票の内訳は?
DeNAラミレス監督は259票、侍ジャパン稲葉監督は72票だった
公益財団法人野球殿堂博物館は14日、「令和2年野球殿堂入り通知式」を開催し、新たに田淵幸一氏、故前田祐吉氏、故石井連蔵氏が殿堂入りした。3人が殿堂入りし、これで殿堂入りは207人となった。
野球殿堂入りは競技者表彰の「プレーヤー表彰」と「エキスパート表彰」の2部門で選出される。
「プレーヤー表彰」は、現役を引退したプロ野球選手で引退後5年以上経過すると殿堂入りの資格が発生し、その後15年間が選考対象となる。野球報道に関して15年以上の経験を持つ委員(今年は361人)が投票し、有効投票数の75%以上を得票した人物が殿堂入りとなる。
初めて該当者なしとなった「プレーヤー表彰」では次点のヤクルト高津臣吾監督が当選に7票足りない259票(73.2%)だった。DeNAのアレックス・ラミレス監督が233票(65.8%)、川相昌弘氏が218票(61.6%)と続いた。新たに候補となった侍ジャパンの稲葉篤紀監督は72票(20.3%)だった。
「エキスパート表彰」は現役を引退したプロ野球のコーチ、監督で引退後6か月以上経過している人物、または現役を引退して21年以上経過したプロ野球選手が対象となる。殿堂入りした人物、競技者表彰員会の幹事と野球報道に関して30年以上の経験を持つ委員(今年は計138人)が投票し、有効投票数の75%以上得票した人物が殿堂入りする。
ここでは、昨年次点だった田淵幸一氏が109票(80.7%)を集めて新たに殿堂入り。ランディー・バース氏が当選に13票足りない89票(65.9%)で次点。掛布雅之氏が62票(45.9%)、大沢啓二氏が49票(36.3%)で続いた。表彰委員14人の特別表彰委員会では前田氏が12票(85.7%)、石井氏が11票(78.6%)を集めて殿堂入りを果たした。
(Full-Count編集部)