元楽天ジョーンズ氏、3年目も米殿堂入りならず 元広島ソリアーノ氏、元鷹ペニー氏も…

楽天でも活躍したアンドリュー・ジョーンズ氏【写真:Getty Images】
楽天でも活躍したアンドリュー・ジョーンズ氏【写真:Getty Images】

ジョーンズ氏は得票率19.4%で有資格4年目の来年へ望み、ソリアーノ氏&ペニー氏は候補からも外れる

 米国野球殿堂は21日(日本時間22日)、2020年の米国野球殿堂入り選手を発表し、元ヤンキースのデレク・ジーター氏が資格1年目で99.7%の票を集めて選出された。昨年の元ヤンキースのマリアーノ・リベラ氏に次ぐ史上2人目の満票選出はならなかった。ロッキーズなどで通算2160安打を放ち、対象最後の10年目となるラリー・ウォーカー氏も選出。NPBでもプレーした元楽天のアンドリュー・ジョーンズ氏、元広島のアルフォンソ・ソリアーノ氏、元ソフトバンクのブラッド・ペニー氏は選出されなかった。

 ジョーンズ氏はブレーブスなどでプレーし、2005年に本塁打、打点の2冠。MLB通算17年間で2196試合出場、1933安打、434本塁打、1289打点、152盗塁をマークし、10度のゴールドグラブ賞を受賞。13、14年と楽天でプレーし、13年には球団初の日本一に貢献した。有資格3年目の今年は77票を集め、得票率19.4%だった。

 ソリアーノ氏はカープアカデミーから96年に広島入り。広島では97年の9試合出場にとどまったが、99年からプレーしたヤンキースでブレイク。2002年には41盗塁を決めて盗塁王。04年にオールスター戦に選出され、シルバースラッガー賞には4度選出された。この日は6票、得票率1.5%だった。

 ペニー氏はマーリンズ、ドジャースなどでプレーし、ドジャース時代の2006年に16勝を挙げて最多勝。通算14年間で121勝101敗、1273奪三振、防御率4.29をマークした。12年にソフトバンク入りしたが、右肩痛を訴えて一時帰国。異常なしだったが、5月8日に退団が発表された。NPBでは1試合登板、0勝1敗、防御率10.80。この日はわずか1票、得票率0.3%だった。

 米国殿堂入りは10年以上連続でメジャー取材をする米国野球記者協会(BBWAA)に所属する記者が投票権を持ち、全投票数の75%以上を獲得した候補者が殿堂入りを果たす。また、得票数が全投票数の5%に満たなかった候補者は翌年からリストを外れることになるが、5%以上の得票があっても候補としての資格を持つのは10年間と定められている。

 ジョーンズ氏は4年目の来年も殿堂候補入りするが、ソリアーノ氏、ペニー氏は候補資格を失ってしまった。

(Full-Count編集部)

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