ジーター氏、米殿堂入りも満票ならず 米記者らが“犯人探し”「誰だ? なぜ?」

ヤンキースで活躍したデレク・ジーター氏【写真:Getty Images】
ヤンキースで活躍したデレク・ジーター氏【写真:Getty Images】

ジーター氏は史上2人目の満票選出まで1票足りなかった「投票しないことで目立とうとしたピエロがいる」

 米国野球殿堂は21日(日本時間22日)、2020年の米国野球殿堂入り選手を発表し、元ヤンキースのデレク・ジーター氏が資格1年目で99.7%の票を集めて選出された。396票を集め、昨年の元ヤンキースのマリアーノ・リベラ氏に次ぐ史上2人目の満票選出に1票足らなかった。

 ジーター氏はヤンキース一筋の遊撃手として20年間で歴代6位の通算3465安打をマーク。オールスター戦には14度選出され、ゴールドグラブ賞を5度獲得。キャプテンとしてチームを牽引し、ワールドシリーズに7度進出して5度の世界一に貢献した。14年限りで現役引退し、17年オフからマーリンズの最高経営責任者(CEO)を務めている。歴代最多652セーブを挙げた元チームメート、リベラ氏に続く満票選出はならず、米メディアでは早くも“犯人探し”が始まっているようだ。

米メディア「ジ・アスレチック」のグレゴリー・リーJr.記者
「デレク・ジーターは満票ではなかったが、殿堂入り! 誰が彼に投票しなかったのだろう?」

MLB公式サイトのヤンキース番ブライアン・ホック記者
「デレク・ジーターは99.7%。弁明を聞くのが待ちきれない!」

米紙「ニューヨーク・タイムズ」のアダム・ザゴリア記者
「デレク・ジーターに投票しないことで目立とうとしたピエロがいる。酷いことだ」

MLB公式サイトのウィリアム・ブーア記者
「“魔女狩り”は嫌だが……ジーターが殿堂入りに値しないと思ったのは誰だ? そしてなぜ?」

米紙「ニューヨーク・ポスト」のマイク・プーマ記者
「デレク・ジーターに投票しなかった愚かな人を哀れに思う(間違って彼を省いてしまっていないか自分の投票用紙の写真を確認したよ)」

 米国の記者投票は日本と違い、誰がどのような投票したのかが公開され、記者の投票が疑問視された場合はメディアやファンから名指しで批判を受けることもある。満票選出が期待されていたジーター氏に投票しなかった人物は、どのような理由付けをするのだろうか。

(Full-Count編集部)

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