ドジャースに世界一を…LA市議会が“サイン盗み”で決議「ア軍は王者ではない」

2017年WS第7戦に先発した当時ドジャースのダルビッシュ有【写真:Getty Images】
2017年WS第7戦に先発した当時ドジャースのダルビッシュ有【写真:Getty Images】

LA市議会はアストロズ、レッドソックスの世界一を剥奪、ドジャースに授与するようMLBに求める決議を採決した

 今オフ、メジャーリーグを揺るがしている“サイン盗み”問題が思わぬところにまで広がっている。ロサンゼルス市議会は21日(日本時間22日)、2017年のアストロズ、2018年のレッドソックスのワールドシリーズ制覇のトロフィーを剥奪し、ドジャースに授与するようMLBに求める決議案を採決した。AP通信など米複数メディアが伝えている。

 ドジャースは2017、18年と2年連続でワールドシリーズ進出したものの、アストロズ、レッドソックスに2年続けて敗れて世界一を逃していた。しかし、今オフ、そのアストロズとレッドソックスに“サイン盗み”疑惑が浮上。アストロズは1年間の報酬なしの停職の処分となったジェフ・ルーノーGMとAJ・ヒンチ監督の解任、レッドソックスは2017年までアストロズでベンチコーチを務めていたアレックス・コーラ監督を解任する事態となった。

 決議案の発起人であるギル・セディロ市会議員は「声をあげ、これが新たな常識ではなく、許容できないということ、ヒューストン・アストロズはその年のチャンピオンでもなく、最高のチームでもなかったという立場を示すことが重要です」とコメント。市議会はコミッショナーがワールドシリーズのトロフィーを回収し、ドジャースに授与することも求めるという。

(Full-Count編集部=AP)

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