相次ぐ事故で防護ネットを“義務化”へ オハイオ州でネット拡大の法案が提出

自身の打ったファウルがファンに直撃し涙するカブスのアルモラJr.【写真:Getty Images】
自身の打ったファウルがファンに直撃し涙するカブスのアルモラJr.【写真:Getty Images】

カブスの試合でライナーが少女を直撃する悲劇、すでに多くの球団が動いている

 MLBでは昨季、打者が打ったファウルボールが観客に直撃する事故が相次いだ。これを受けて、オハイオ州では州に拠点を置くメジャーとマイナーの球団に対して、フィールド上の防護ネットの拡大を義務化する法案が23日(日本時間24日)に提出された。地元TV局「ニュース5クリーブランド」が伝えている。

 昨季はカブスの試合で打者が放った痛烈なライナーが少女を直撃する悲劇が起き、チーム、選手、ファンに大きなショックを与えた。この後にも事故が続いたことでファウルボールの危険を回避するネット拡張の動きが活発となり、すでに多くの球団が動いていた。

 法案の内容は、ネットをダグアウトの端からファウルポールまで広げ、観客席のフィールドに一番近いセクションの最上段の列までの高さにするというもの。さらに来季の開幕に合わせた2021年4月1日までに導入されるべきだと提案されている。

 記事によると、法案はオハイオ州の下院議員であるジョン・パターソン氏とリック・ペラルス氏が提出。オハイオ州には、今季から秋山翔吾外野手が加入したレッズとインディアンスが本拠地を置いている。

(Full-Count編集部)

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