鷹サファテ、初ブルペンで35球 変化球交え、昨年同時期とは「比べ物にならない」

ブルペンでの投球練習を行ったソフトバンクのデニス・サファテ【写真:福谷佑介】
ブルペンでの投球練習を行ったソフトバンクのデニス・サファテ【写真:福谷佑介】

「去年の今頃は痛み止めを飲みながら、自分に大丈夫だと言い聞かせながらやっていた」

 ソフトバンクのデニス・サファテ投手が宮崎キャンプ3日目の3日、初めてブルペンでの投球練習を行った。初日にブルペンで軽めの立ち投げは行っていたものの、この日は捕手を座らせ、変化球も交えて計35球を投じた。

 2018年に股関節の手術を受けて、ほぼ2年間、離脱していたサファテ。昨季も春季キャンプには参加していたが、患部の状態が上がらず、6月には再びリハビリするために米国へと戻っていた。まだ全力ではないものの、カーブやフォークも交えて投げ「感じは良かった。痛みは全く感じなかったし、それが1番良かった」と納得の表情を浮かべた。

「初めてなので、しばらく離れていたので、投げる感覚を取り戻すのに時間はかかる。タイミング、体の使い方に気を配りながら、力もそれほどいれていない。しばらくはそうなると思う」とし、まずは感覚を取り戻すために、出力は抑え気味に投球を続けていく考えだ。

 昨季も投球を行っていたが、「去年の今は投げていたけど、痛み止めを飲みながら、自分に大丈夫だと言い聞かせながらやっていた。比べ物にならないよ」と、今季の状態の良さを口にした。「あと1か月半くらい、開幕に向けて仕上げていかないといけない」と3月20日の開幕戦に照準を向けていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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