鷹の育成右腕・尾形、バット2本折った! 森山コーチも高評価「ガン以上にスピード」

今キャンプ初の打撃投手に登板したソフトバンク・尾形崇斗【写真:福谷佑介】
今キャンプ初の打撃投手に登板したソフトバンク・尾形崇斗【写真:福谷佑介】

支配下昇格に前進、初の打撃投手でヒット性わずか1本だけ

 ソフトバンクの育成選手・尾形崇斗投手が、初の打撃投手登板でアピールに成功した。宮崎キャンプ3日目、この日スタートした打撃投手に泉圭輔投手、古谷優人投手とともにマウンドに上がると、持ち味の真っ直ぐの強さを発揮した。

 高田知季内野手、同じ育成選手の砂川リチャード内野手と対戦した尾形。高田への8球目、砂川への15球目でバットをへし折るなど、計36球でヒット性の当たりはわずか1本だけ。球種を伝えていながら、空振りを奪うなど、存在感を見せた。

 登板後は、ブルペンで投球練習を“おかわり”した育成右腕は「アピールできたと思います。いいストレートを投げられました。クイックもやってみたけど、強い球を投げられていたと高村さんにも言ってもらえた」と納得の表情。最速は142キロをマークした。

 この日の投球を見守った森山良二投手コーチは「希望枠でA組に入れてもらったけど、順調に来ていると思います。真っ直ぐはスピードガンでは142キロくらいでしたけど、打者はガン以上にスピードを感じてる」と語り、その内容を高く評価。工藤公康監督も「ボールのノビ、キレ、そういうものはあったと思う」と目を細めていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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