Rソックスが18年MVPベッツ放出へ 米記者断言「現実に起こります。トレードされるのです」

レッドソックスのムーキー・ベッツ【写真:Getty Images】
レッドソックスのムーキー・ベッツ【写真:Getty Images】

MLBネットワークは球界を代表する左腕プライスを含む大型トレードの可能性も示唆

 2018年にア・リーグMVPに輝いたレッドソックスのスーパースター、ムーキー・ベッツ外野手がトレードで放出されると、MLBネットワークがツイッターで伝えている。ケン・ローゼンタール記者は「ドジャースは(ベッツ獲得に向けて)勢い付いていると思われます。しかしながら、関係者によると、パドレスも依然としてレッドソックスと交渉を行っていたようです。間違いなく可能性は消えていません」と、ドジャースとパドレスがベッツ獲得に乗り出していると伝えている。

 ローゼンタール氏は続けて「ムーキー・ベッツは現在の球界で勿論トッププレーヤーの一人です。そしてデビッド・プライスは次の3年間で9600万ドル(約104億4200万円)を稼ぐことになります。ベッツは今季2700万ドル(約29億3700万円)を稼ぎます。(ベッツの新天地が)パドレスなのか、ドジャースなのか。そして(トレードに関わる選手が)ベッツ単独なのか、それともベッツとプライスになるのか。いずれにせよ、大金が絡むことになります。パドレスに関して、問題は一つ。彼らがどこまで(金額、年数の面で)踏み込んでいくかです。なぜなら、彼らはワイルドカードのような存在だからです」と指摘。ベッツのみならず、球界を代表する左腕、デビッド・プライス投手も含んだ大型トレードの可能性も示唆している。

 番組では、パドレスは交換要員に昨季18本塁打のウィル・マイヤーズ外野手を挙げている。次の3年間で6100万ドル(約66億円)を稼ぐマイヤーズ(2017年1月に6年8300万ドル=約90億円の契約に合意)をこのトレードに含ませる場合、優秀なプロスペクトも手放さないといけないとしている。

 一方、ドジャースにも23歳のアレックス・ベルドゥーゴ外野手ら優秀なプロスペクトが所属。ジーター・ダウンズ内野手(2020年MLBプロスペクトランク全体44位の21歳)の名前も、今回のベッツ絡みのレッドソックスとドジャースのトレード話に浮上していると伝えている。

 ローゼンタール氏は「このトレードがどのような終わりを見せるか、はっきりとはわかりません。しかし現時点では、これ(ベッツのトレード)は現実に起こります。ムーキー・ベッツはトレードされるのです」と断言した。

 27歳のベッツは2014年にメジャーデビュー。世界一に輝いた18年は打率.346で首位打者のタイトルを獲得し、MVPを受賞した。メジャー通算794試合に出場し、965安打、139本塁打、470打点をマーク。4年連続ゴールドグラブ賞に輝いている。

 ベッツは先月、年俸調停を避けて1年2700万ドルでレッドソックスと契約合意した。2700万ドルは年俸調停の権利を持つ選手としては昨年のノーラン・アレナド内野手(ロッキーズ)の2600万ドル(約28億2900万円)を抜き史上最高額だった。

(Full-Count編集部)

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