牧場骨折男が“不良債権”返上へ…21億円減の今季へ決意　ファン「まだ君を信じている」

今季、IL入りすれば、80％ダウンの約6億6000万円に減額に

　昨年5月に牧場の穴にはまって右足首を骨折し、シーズンを棒に振ったメッツのヨエニス・セスペデス外野手。2018年7月20日以来、度重なる怪我で試合に出場していないが、4年契約最終年となる今季は並々ならぬ覚悟で臨むようだ。自身のツイッターで2分30秒にも及ぶ動画を投稿し、“決意”を示した。

　昨季は1試合も出場せず年俸2950万ドル（約31億8800万円）を得たことから、“不良債権”と痛烈な批判を浴びるセスペデス。今季は21億円ダウンとなる1000万ドル（約11億円）、故障者リスト（IL）入りすれば、約80％ダウンの年俸600万ドル（約6億6000万円）に減額となる契約に見直しとなり、崖っぷちに立たされている。

　セスペデスは6日、2分30秒にも及ぶ復活へ向けたトレーニングの模様を特集した動画を投稿。崖っぷち男の並々ならぬ覚悟を示したこの動画にMLB公式も反応した。「動画後半に聞こえてくるセスペデス復帰の可能性を疑問視するメディアコメンテーターの声は、この外野手のオールスター級の才能をファンに思い出させる声に変わる」と、球宴2度出場の実績を持つ男への期待を込めた。

　この動画にはファンからも思い思いのコメントが。「2020年カムバック賞」、「皆が間違っていると証明して！」、「まだ君を信じている人はいるよ」と復活へ期待する声があがる一方で、「本当にプレーするの？」など、疑問視するファンもいた。

　今オフ、米メディアに対し今季は背番号と同じ「52本ホームラン打つ」と豪語したセスペデス。“不良債権”の汚名返上へ――。負けられないシーズンへ臨む。