レ軍の“サイン盗み”処分は近く発表か MLBコミッショナー「キャンプイン前に…」

サイン盗み問題に揺れるレッドソックス【写真:Getty Images】
サイン盗み問題に揺れるレッドソックス【写真:Getty Images】

レッドソックスは18年レギュラーシーズンで映像機器を用いたサイン盗みの疑いが出ている

 MLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏が6日(日本時間7日)、米フロリダオーランドで行われたオーナー会議後に記者会見し、サイン盗みが疑われているレッドソックスに対する調査について、「(2月の)キャンプが開始する前に終わらせる事を願っている。この件を終わらせたい」と語った。米紙「ニューヨーク・ポスト」など米複数メディアが伝えた。

 レッドソックスはワールドシリーズを制した2018年のレギュラーシーズンで映像機器を使ってサイン盗みをしていたと報じられた。各球場には審判の判定にチャレンジすべきかを判断するために活用する映像ルームがあるが、レッドソックスはその映像で相手のサインを解析。ベンチから走者を介して打者に伝えていたとの疑いが出ている。この日、処分内容などは示唆しなかったものの、マンフレッド氏は「リアルタイムで使用可能な映像が多すぎると思う。元々はリプレー検証のために使われる映像ルーム。部屋の立ち入りが許可される人を、ルールによって制限することが可能だ」と新たなガイドラインを作成する考えを示唆した。

 マンフレッド氏は電子機器を用いてサイン盗みをしていたアストロズに対し、ジェフ・ルーノーGMとAJ・ヒンチ監督に対して1年間の報酬なしの停職処分。2020年と2021年のドラフト1、2巡目の指名権剥奪と罰金500万ドル(約5億4700万円)の処分を科した。17年にアストロズのベンチコーチを務め、18年からレッドソックス監督を務めていたアレックス・コーラ氏の退任は決定しているが、サイン盗みの“首謀者”とされるコーラ氏にはファンからは「永久追放だ」など厳罰を求める声が上がっている。18年世界一のレッドソックスにどのような処分が下されるのだろうか。

(Full-Count編集部)

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