ナ軍左腕、サイン盗みで前GM関与報道に激怒 「説明責任なされるまで救われない」

ナショナルズのショーン・ドゥーリトル【写真:Getty Images】
ナショナルズのショーン・ドゥーリトル【写真:Getty Images】

新疑惑の浮上に「謝罪、透明性、説明責任を求めている」と不満をあらわ

 MLBが調査を終えたアストロズのサイン盗み騒動に再び“疑惑”が湧いている。ナショナルズのショーン・ドゥーリトル投手は自身のツイッターで「これは本当に苛立たしい」と怒りを爆発させた。

 米経済紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」のジャレット・ダイヤモンド記者が書いたその疑惑は、関与を否定していたジェフ・ルーノー前GMが“不正”に関わっていた可能性があるという衝撃的な内容だった。

 ドゥーリトルは「つまり、完全に選手主導じゃなかったってこと? トップから始まった? 野球の公正性が問題になっているんだ。選手とファンは答えを求めている」と怒りのコメントを発した。

 さらに、起こった不正への怒りだけではなく、「謝罪、透明性、説明責任を求めている。野球を傷つけた本当に責任のある人たちから、本当の答えを求めているんだ」と、アストロズの幹部や選手、この不正に携わった人たちに正しい行動を求めた。

 33歳の左腕は、こうも主張した。「まだ完結したと感じないし、全てが疑問となった。説明責任が果たされるまで救われないよ」とし、「このようなサイン盗みスキャンダルが2度と起こらないように、僕たちは提案書に取り組み始めた」と明かした。「だけど、グループとして、球界として、前に進むためには答えが必要なんだ」とも綴っている。

 ルーノー氏は、チームのGMとしての責任は認めたものの「私は欺いていません。ルール違反があったことを把握していませんでした。コミッショナーの声明にあったように、私はこのルール違反を指示していませんし、携わっていません」と関与を完全否定している。

 ルーノー氏は今後どのような対応を取るのか。球団は、選手は今後どのように説明責任を果たしていくのか。アストロズに注がれる視線は厳しさを増している。

(Full-Count編集部)

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