元阪神ドリスのMLB復帰を米メディア注目 「日本屈指の救援」「最高の復活劇」

今季からブルージェイズでMLB復帰を果たすラファエル・ドリス【写真:荒川祐史】
今季からブルージェイズでMLB復帰を果たすラファエル・ドリス【写真:荒川祐史】

MLBでは結果が残せず3年間で40試合もNPBで大活躍…ファンも復帰に歓喜

 昨季限りで阪神を退団したラファエル・ドリス投手がブルージェイズと正式契約した。MLB公式サイトによると年俸100万ドル(約1億1000万円)の1年契約だ。今季メジャー登板となれば、カブス所属の2013年以来、7年振りとなる。

 MLBの人気番組「セスペデスBBQ」はこの復帰を感動話として紹介。「2011年~2013年まで間に、ドリスはカブスで40試合に登板して防御率5.48とした。それ以来MLBでの登板はない。しかし、彼は過去4年間で日本で屈指の救援投手となっている。最高の復活劇だ」と絶賛した。

 ドリスは2016年に阪神入りし、2017年にリーグ最多の37セーブを挙げるなど、NPB通算208試合登板で13勝18敗96セーブ、28ホールド、防御率2.49の好成績をマーク。昨季は56試合に登板し、5勝4敗19セーブ、10ホールド、防御率2.11と活躍した。

 “ジャパニーズドリーム”を掴んだドリスにファンも「超最高なストーリー。彼とジョエリー・ロドリゲス(レンジャーズ、前中日)のプレーを今年見るのが楽しみ。その(ドリスにとっての)暗黒時代、彼の能力は素晴らしかったけどストライクが取れなかったことを、カブスファンの僕は覚えているよ。彼が(MLB復帰という成功のきっかけを)見つけられて本当に嬉しいよ」と喜びを語った。

 来季は球団が選択権を持つ契約延長オプションが付き、契約を延長した場合、来季年俸は150万ドル(約1億6500万円)となる。セットアッパーとして期待されているといい、日本での経験が生きる日も近そうだ。

(Full-Count編集部)

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