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日本ハムが驚愕の“内野5人シフト”をテスト 金子コーチが明かす意図とは…

日本ハムは12日、沖縄・名護キャンプで“内野5人”シフトを試みた。

日本ハム・金子誠コーチ【写真:荒川祐史】
日本ハム・金子誠コーチ【写真:荒川祐史】

「ノーアウト満塁、1アウト満塁のサヨナラの場面であがくのはあり」

 日本ハムは12日、沖縄・名護キャンプで“内野5人”シフトを試みた。

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「1アウト満塁!」というかけ声が響く中、本来は中堅を守る西川遥輝外野手が二塁ベース手前に陣取った。内野が5人で外野が2人。1点取られたらサヨナラ負けという延長12回裏1死満塁の状況を想定してのシフトだ。

 何度か本塁封殺プレーが繰り返された後、正面に飛んできたゴロを捕球した西川が二塁ベース上の渡邉にトスし、8-4-3という斬新なゲッツーを完成させた。栗山英樹監督が昨季オリックスの吉田正尚ら一部の打者に対して導入した外野4人シフトに続く、新戦術かと思いきや、金子誠野手総合コーチはこのプレーにダメ出しをした。

「ホームでアウトが大前提。打球がピッチャーの足元を抜けて、流れでゲッツーをとるのはありだけど、それを外野手がやってはいけない」と説明。勝敗がかかった究極の場面で、ふだんゲッツーに関わっていない野手に、併殺にするか否かの判断をさせることは避けなければいけないという理由だ。

 初めて試みたこの日は、課題を洗い出すことが目的だった。「あそこに外野手を入れちゃいけないということが分かった。課題と、決めなきゃいけないことがはっきりした。きょうは『ちょっと入ってみて』という形でやったけれど、次にやる時は、どこで誰がどう動くか、きちんとその理由も説明してやります」と金子野手総合コーチは語った。

 実際にこのシフトを敷く場面が訪れる可能性は限りなく低い。「去年からアイデアは出ていたけど、そういう状況がなかった。場面もそうだけど、ピッチャーとバッターの特徴や調子といったもの全てがそろわないとできない。ただ、ノーアウト満塁、1アウト満塁のサヨナラの場面であがくのはありでしょ」と金子野手総合コーチ。この日練習した外野4人シフトとともに、その時を想定して準備を進める。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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