日本ハム、15日の1、2軍合同紅白戦から“サバイバル”へ 栗山監督「動かし始める」

日本ハム・栗山英樹監督【写真:石川加奈子】
日本ハム・栗山英樹監督【写真:石川加奈子】

13日の楽天との練習試合では金子、加藤、堀、横尾、石井一を評価

 日本ハムは13日、沖縄・名護で楽天と練習試合を行い、1-2で敗れた。栗山英樹監督は「練習試合とはいえ、勝ち切っていかなきゃいけないんだけど、いい面も悪い面もゲーム形式だと出てくる」と振り返った。

 投手陣では、昨季ショートスターターを担った金子弌大投手、加藤貴之投手が実戦初登板で順調な滑り出しを見せた。先発した金子は2回打者6人をパーフェクト。2番手の加藤は3安打されたものの失点は太田のソロ本塁打だけだった。

 指揮官は「(金子)弌大と加藤に関しては、キャンプの入りからずっとよく見えていた。いい形でスタートしてくれた」とうなずいた。8日の阪神との練習試合に続いて1イニングを3人でピシャリと抑えた堀瑞輝投手についても「フォームが固まってきた。うまく安定感が出てきた」と高く評価した。

 野手では、横尾俊建内野手が左翼線二塁打を含む2安打を放ち、石井一成内野手が9回に左腕の渡辺から右越えソロアーチと気を吐いた。栗山監督は「横尾もピン(石井)も(小笠原)ヘッド(コーチ)にバッティングを少しいじってもらって、いい方向に噛み合いながら前に進んでいる感じがすごくある」と成長を認めた。

 この日で第3クールが終了。第4クール初日の15日に国頭で行われる1、2軍合同紅白戦から主力も新人も出場し、競争が本格化する。「明後日の紅白戦を見たら、動かし始める。もうそんなに試合数がないから」と試合後の1、2軍の入れ替えを示唆。開幕1軍へ生き残りをかけた戦いが始まる。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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