真のヒットキングはイチロー氏かローズ氏か? かつての“論争”が米国で再燃

イチロー氏とローズ氏のヒットキング論争が再燃【写真:Getty Images】
イチロー氏とローズ氏のヒットキング論争が再燃【写真:Getty Images】

レンジャーズのフレイジャーはローズ氏、米TV局記者らはイチロー氏推し

 野球賭博への関与により永久追放処分を受けたピート・ローズ氏。メジャー最多の通算4256安打を誇りながら米野球殿堂入りを果たせなかったローズ氏は資格回復を求める書簡をMLBに送付。さらにドナルド・トランプ米大統領が自身のツイッターに「ピート・ローズを米国野球殿堂へ。その時が来た」などと投稿したことで、話題を呼んでいる。

 米テレビ局「NBCスポーツ」は「ローズは非常に間違っていて、資格を再び得るチャンスはほぼ皆無だろう」と指摘。サイン盗みをしたアストロズの選手が何らかの処分を受けるべきという意見には賛成だとした上で、「それが(MLBで)長きに渡って行動規範とみなされていたもの(ルール)をローズが破ったことを変えるわけではない」と伝えている。

 この記事を書いたニック・ステリニ氏は自身のツイッターに「気に留めてほしいことがある。実際の真のヒットキングはイチローだということを言及するのを我慢するのは、私にとって非常に難しいことだった」と綴った。

 一方、今季からレンジャーズでプレーするトッド・フレイジャー内野手はツイッターに「頑張れ、ヒットキング!!!!!」とローズ氏を“擁護”する内容のコメントを投稿。これに反応したのが米テレビ局「CBSスポーツ」のシニアディレクター、ニック・パルコ氏で、「ヒットキング? イチローの名前がそのツイートに言及されていないのだが」と記した。

 イチロー氏は日米通算4367安打(MLB3089安打、NPB1278安打)、ローズ氏はMLB通算4256安打。かつてどちらが最高のヒットキングなのか“論争”になったが、図らずも今回再燃する事態になってしまった。

(Full-Count編集部)

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