斎藤佑樹、吉田輝はローテ定着なるか、外野は熾烈競争に…日ハム、定位置争いの現状

万波が好調アピール、主力組の実戦結果次第では定位置獲りへ前進か…

○内野手
 一塁は、実戦未出場ながら中田が順調なキャンプを送っている。ここまでの実戦では4年目の今井が8打数3安打とアピール中。2軍から実戦に参加した高濱も8日の紅白戦でチーム1号を放った。昨秋右肘を手術した清宮は打撃練習を行なっているが、守備の復帰はまだ先になりそうだ。

 二塁は、昨季132試合に出場した渡邉を中心に谷内、杉谷が争う。遊撃を本職とする平沼と捕手が本職の郡も二塁の練習を行なっている。

 三塁は、実戦全4試合に「4番・三塁」で出場している横尾が14打数5安打とバットで結果を出している。今後実戦に入ってくる新外国人のビヤヌエバと競争を繰り広げることになる。

 遊撃は、左膝違和感を訴えた中島が2軍で調整中。5年目の平沼と4年目の石井がレギュラーを目指してしのぎを削る。平沼は8打数2安打、石井は10打数2安打ながら13日の阪神戦で対外試合1号を放ってアピールした。

○外野手
 西川が13日の阪神戦に志願して出場し、2打席立った。近藤と大田の実戦はこれからだ。2年目を迎える王柏融はフリー打撃で快音を響かせているものの、ここまでの実戦は9打数無安打。目立っているのは、9日の阪神戦で2安打3打点と活躍した19歳の万波と2軍から実戦参加している育成の海老原。海老原は10打数4安打とチャンスを生かしている。昨年7月に右肘手術した松本も攻守で存在感を発揮している。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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