日本ハム清宮、実戦復帰“初打席初安打”も…「打ち取られたも同然」

日本ハム・清宮幸太郎【写真:荒川祐史】
日本ハム・清宮幸太郎【写真:荒川祐史】

「自分がすごく遅れているなと改めて感じました」

 日本ハムの清宮幸太郎内野手が15日、沖縄・国頭村で行われた1、2軍合同紅白戦に代打で出場。昨年10月の右肘手術後、初めての実戦復帰で左腕の福田から左前打を放った。

 フルカウントから低めのスライダーにバット出すと、打球は左翼と遊撃の間へポトリと落ちた。復帰戦初打席初安打。だが、清宮は複雑な表情を浮かべた。「今日は打ち取られたも同然。完全に負けたので。結果として(安打が)出たのは気持ちの面で少しはいいですけど、まだまだ内容にこだわる時期。今一つかなというところです」と納得していない。

 全員ここに状態を合わせるように指示されていた合同紅白戦。中田、大田、西川、近藤と主力が出場し、若手もアピールをする中で、右肘のリハビリで投球制限がかかっている清宮はまだ守備に就くことができず、代打で1打席のみの出場だった。「実際に(打席に)立って、いろんな人のプレーも見て、自分がすごく遅れているなと改めて感じました。早く、という思いはより強くなりました」と早期の完全復帰への思いを新たにした。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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