鷹・工藤監督、甲斐野離脱に沈痛… 穴埋める若手の出現に期待「他の選手はチャンス」

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

「キャンプに入ると厳しい練習になるので、耐えられる体力、体を作ってこないと」

 ソフトバンクは15日、宮崎・生目の杜運動公園で春季キャンプ第4クール初日を迎えた。この日は朝から生憎の雨模様で、予定されていた紅白戦は中止に。当初は15日、16日の予定だった紅白戦は16日と17日に行われることになった。

 この日から甲斐野央投手が右肘の違和感のために別メニュー調整に。14日に佐賀市内の病院でMRI検査を受けて「右肘内側側副靭帯の一部損傷」と診断された。このキャンプで9人目となる故障者に、工藤公康監督は「こうなってしまっては治すしかない。しっかり治して欲しい。開幕は難しいかなと思います」と語った。

 怪我人が相次いでいる。キャンプ初日に千賀滉大投手が右ふくらはぎの張りを訴えて別メニューとなったのを皮切りに、この日「左大腿二頭筋の炎症」と診断された高橋礼投手や右肘違和感の田中正義投手、左膝関節炎の内川聖一内野手ら、このキャンプでA組だけで9人もの故障者が出ている。

「キャンプに入ってすぐに怪我をする人もいた。もうちょっと考えて、キャンプに入ると厳しい練習になるので、耐えられる体力、体を作ってこないと」。工藤監督はこう語るとともに「他の選手にとってはチャンスだと思います。これを生かして欲しい。1軍の選手はチャンスを掴んで1軍の切符を掴んで今の地位がある」と、穴を埋める若手の台頭に期待していた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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