鷹・甲斐野、田中将大と同じPRP注射で復帰目指す 右肘靭帯損傷で離脱中

ソフトバンク・甲斐野央【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・甲斐野央【写真:藤浦一都】

自身の血液から血小板を抽出した「多血小板血漿」を注射し、組織修復を促す治療法

 ソフトバンクの甲斐野央投手が、右肘のPRP(多血小板血漿)注射を受けたことが明らかになった。宮崎での春季キャンプがオフだった18日に佐賀市内の病院で右肘にPRP注射を打った。

 昨季ルーキーながらセットアッパーとしてチームトップの65試合に登板し、侍ジャパンのメンバーとしても「第2回 WBSCプレミア12」での優勝に貢献した。だが、宮崎キャンプ第4クール初日の15日に右肘の違和感を訴えて離脱。「右肘内側側副靭帯の一部損傷」と診断されていた。

 PRP療法は再生療法の一種で、自らの血液から抽出した多血小板血漿(たけっしょうばんけっしょう)を注射する治療法。血液を遠心分離器にかけ、白血球、赤血球、血清、血小板に分離し、この血小板のみを集めて患部に注射する。血小板により損傷した組織の修復を促すことが狙いとなる。

 2014年7月に右肘を痛めたヤンキースの田中将大投手が靭帯の部分断裂と診断され、このPRP療法を選択。その後、わずか2か月半ほどで復帰すると、その後はトミー・ジョン手術を受けることもなく、メジャーで6年連続2桁勝利を成し遂げている。また、エンゼルスの大谷翔平投手も2018年6月に右肘内側側副靭帯を損傷し、このPRP療法を選択。1か月後に打者として復帰し、約3か月後には投手としても復帰した。ただ、その直後に新たな靭帯損傷が発覚し、最終的には靭帯再建手術(トミー・ジョン手術)を受けている。

 PRP療法で復帰への道を歩むことになった甲斐野。効果、効き目は人それぞれで個人差があるとされているが、その効果が分かるにはしばらくの時間が必要となる。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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