MVP“奪われた”ヤ軍ジャッジ、アストロズ世界一に「価値はない」 ダル発言を支持
「僕からすると、タイトルに価値はないと思う。不正行為をしたのだから」
ジャッジはさらにこう続けている。
「ベリンジャーの発言は、僕にも納得できる部分がたくさんあるよ。誰が何と言おうと、(サイン盗みは)試合に影響を与えたんだ。打席に立って、投げてくる球が分かっていて……。四球も増えるし安打も増える、つまり出塁する選手が増えるってこと。そこから自分が打席に立てる。だから、ア・リーグ優勝決定戦での試合結果に間違いなく影響したんだよ。僕らは得点もできなかったし色んな事が十分にできなかったと、アストロズの立場からすると言えるかも。けれど、試合には影響していた。もの凄くね」
さらに、当時ドジャースに在籍したダルビッシュ有投手がアストロズが世界一の称号を剥奪されないことに「違和感を覚える」と話したことにも言及。ジャッジは「僕からすると、それ(タイトル)に価値はないと思う。不正行為をしたのだから。努力のたまものではない」とダルビッシュの考えに同意している。
もしジャッジが新人王とMVPをダブル受賞していれば、1975年のフレッド・リン(レッドソックス)、2001年のイチロー(マリナーズ)に続く史上3人目の偉業だった。2017年の世界一だけでなく、あらゆる選手のキャリアにも影響を与えたとされているアストロズのサイン盗み。選手たちの怒りが収まる気配はない。
(Full-Count編集部)