鷹・和田が3万5820本のワクチンを寄付 15年間で計約3360万円分を支援

ワクチン贈呈式に出席したソフトバンク・和田毅【写真:福谷佑介】
ワクチン贈呈式に出席したソフトバンク・和田毅【写真:福谷佑介】

左肩の故障で2018年は1軍登板なしに終わったが、2019年に復活し4勝をマーク

 ソフトバンクの和田毅投手が20日、NPO法人「世界の子どもにワクチンを 日本委員会」へワクチン3万5820本、金額にして256万8600円分を寄付した。この日、キャンプ地の生目の杜運動公園で贈呈式が行われ、同法人の細川佳代子会長からは感謝状が贈られた。

 2005年から「1球投げるごとに10人分のワクチンを寄付する」という「僕のルール」を設定して支援活動を行なってきた和田。公式戦での投球数1球につき10本、完投勝利した場合は1球につき20本、完封勝利なら30本などとし、2019年の寄付により、支援の合計は56万7890人分、金額にして約3360万円となった。

 2018年は左肩の故障で1軍登板なしに終わった和田だが、昨季は怪我から復活。12試合に先発して4勝をマークすると、日本一を決めた巨人との日本シリーズ第4戦では勝利投手となった。贈呈式で和田は「一昨年は投げれなくて3万1000本を寄付させていただきましたが、今回は投げることが出来て寄付できた。違いは大きいと思います。今季は昨季をこえられるように頑張ります」と語っていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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