筒香嘉智、24日ヤンキース戦で“メジャーデビュー” 25日Rソックス戦と2戦連続で先発へ

投手との対戦形式練習でスイングするレイズ・筒香嘉智【写真:木崎英夫】
投手との対戦形式練習でスイングするレイズ・筒香嘉智【写真:木崎英夫】

筒香は45打席~60打席を希望、キャッシュ監督「もっと投手を見たいと言えばそうさせる」

 レイズの筒香嘉智外野手のオープン戦デビューが23日(日本時間24日)のヤンキース戦に決まった。20日(同21日)の練習後に、ケビン・キャッシュ監督が明らかにした。「5番・左翼」で先発出場の予定で、打順には触れなかったが翌24日(同25日)のレッドソックス戦は「指名打者」での出場に言及。筒香はポートシャーロットの本拠地で2試合連続の先発出場に臨む。

 キャッシュ監督は監督室に貼られた22日からのオープン戦スケジュール表を指さし、2試合連続のスタメン起用を明らかにした。また敵地で行われる25日のオリオールズ戦は欠場させる考えを示した。

 当面は1試合2~3打席が見込まれるが、筒香は日本時代と同じ45打席から60打席を希望しており、同監督は「状態を見ながらになるが、彼がもっと投手を見たいと言えばそうさせる」と柔軟に対応する考えだ。

 キャンプ3日目となった打撃練習では、初の柵越え「0」。しかし、筒香は中堅から左へ鋭い打球を連発したスイングに好感触を得た様子で、「基本は僕向こう(左方向)なんで。向こうを大事にしながらっていう感じです」と話した。キャンプ初日は打撃投手の距離の近さからタイミングが合わず詰まり気味の打球が目立ったが、前日に柵越え6本を放ったスイングは、インサイドアウトの軌道で左後方へと本来の感覚に戻りつつある。

 筒香が使用するバットは日本時代と同じ885グラムから890グラムで、現在、握り部分の大きさが若干違う2つのタイプのバットを使用中で「試合で打ってみないとわからない」。今後は実戦の中でどちらがしっくりくるかを確認していくと言う。

 筒香は、実戦を見据えた準備を着々と進めている。

(木崎英夫 / Hideo Kizaki)

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