ダルビッシュは「今年大活躍」 地元番記者が太鼓判「ユウは必要な時に三振が奪える」

カブス・ダルビッシュ有【写真:AP】
カブス・ダルビッシュ有【写真:AP】

昨季229奪三振のコントロール力を「チームメートたちが頼りにしている」

 カブスのダルビッシュ有投手へ、今季も大きな期待が寄せられている。スプリングトレーニング前から多くのメディアが“エース”と目していたが、地元紙「シカゴ・トリビューン」のマーク・ゴンザレス記者も今季の活躍に太鼓判を押した。

 ゴンザレス記者は2013年から番記者としてカブスを取材しており、右肘の故障で苦しんだ2018年、そして昨季の活躍した姿を見てきた。そんなゴンザレス記者は今季のダルビッシュを「今年大活躍すると予想しているよ」と断言。「健康であり、ここで居心地の良さを感じているようだ。よく笑っているし、ジョークも言っているね。でも、熱心に取り組んでいるよ」と、順調なスプリングトレーニングの様子を語る。

 さらに、「チームメートたちが頼りにしていることも分かっている。正直、投手陣で唯一三振を多く奪えるんだ」とゴンザレス記者。ダルビッシュは昨季、31先発で6勝8敗、防御率3.98、178回2/3で229奪三振をマーク。特に後半戦はコントロールが劇的に改善、81回2/3を投げて118奪三振を奪っていた。シーズン200奪三振超えはこれで4度目、2013年にはキャリアハイの277奪三振を記録している“奪三振マシーン”だ。

 カブスの先発投手にはダルビッシュの他、カイル・ヘンドリックス、ジョン・レスター、ホセ・キンタナ、タイラー・チャットウッドらがいるが、「多くの投手たちが打たせて守備に任せているが、ユウは必要な時に大きな三振が奪える」と指摘。さらに具体的な予想として、「カブスは彼から33-34先発登板ほど、180-200回以上を必要としているよ」と、昨季超えの活躍が期待されていると語った。

 球団やファンのみならず、チームメイトからも厚い信頼を得ているダルビッシュ。昨季ナ・リーグ中地区3位に終わったチームを、エースとしてポストシーズンに導けるか。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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