オルティス氏「チクリ野郎」発言に波紋 “お騒がせ男”カンセコ氏が場外戦吹っかける

デビッド・オルティス氏(左)とホセ・カンセコ氏【写真:Getty Images】
デビッド・オルティス氏(左)とホセ・カンセコ氏【写真:Getty Images】

オルティス氏はサイン盗みを“告発”したファイアーズを「チクリ野郎」と批判

 メジャーを揺るがす大問題へと発展したアストロズによるサイン盗み問題は選手たちのみならず、“レジェンド”たちを巻き込む形へと発展している。元レッドソックスの強打者デビッド・オルティス氏はサイン盗みを“告発”したアスレチックスのマイク・ファイアーズ投手を「チクリ野郎」と批判し、波紋を呼んでいる。

 米メディア「USAトゥデイ」は、通算541本塁打を誇るオルティス氏が、17年にアストロズに所属していたファイアーズについて、「(チャンピオン)リングを受け取り、金を儲けた後になって、そのことについて話すと決めたのか?」、「そんなことしたら、チクリ野郎って呼ばれるよ。なんで後になって言うのか。それが俺が問題だと思っていること。なんで、それが起こっている最中に誰も何も言わないんだ」と、今さらの“告発”となったことへの不満を露わにした発言を紹介。

 この発言に反応したのがメジャー通算462発を誇る“お騒がせ男”のホセ・カンセコ氏だ。同氏は自身のツイッターで、現役時代の薬物使用疑惑は噂されるオルティス氏を皮肉する投稿を行った。

「マイク・ファイヤーズ。真実は、たとえいつ言っても、真実だ。真実を語ることに、遅すぎるということはない。ビッグパピ(オルティス氏の愛称)、私は、ミネソタで初めてあなたに会った時から、あなたのファンだけど、彼のことを批判するのはやめなよ。あなたは、ステロイドの時代を生き抜いてきたじゃないか……」

 現役選手のみならず、メジャーを代表する“レジェンド”たちをも巻き込む形へと発展したサイン盗み問題。どのような形で終息を迎えるのか、予測の出来ない展開になっている。

(Full-Count編集部)

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